コノ道Uターン禁止 -YG-【BTS】

5-YG ページ5

ヒョンからイ会長と会食と言われた時に嫌な予感はしていた


何となくヒョンが考えている事も分かっていた


でも！こうなる事は想像してなくて


『ヒョン！なんなんだよあれ！』


帰るなりヒョンに噛み付いてしまった


俺の想像はせいぜい


JN『ユンギはうちの秘書に惚れてまして』


程度だと思ってたから、分かりやすいように優しくしてたのに


真剣交際って…どっからそんな言葉出てくんだか…


ヒョンもイ会長の面倒さは十分分かってるからだろうけど


この秘書可哀想すぎるだろ…なのに


JN『とりあえず、Aちゃんと付き合おうか！』


なんて突拍子もない事を言い出すもんだから


「『は、はぁぁぁぁ？？？』」


秘書と声が被ってしまった


JN『とりあえず１年？それくらい経てば何とか出来るからさ』


「あの…社長…私全然理解できないんですけど…」


JN『とりあえず、明日ちゃんと説明するから今日は帰っていいよ？今からユンギと話詰めるから…』


当たり前ながら完全にパニクってる秘書は泣きそうな顔していて


かと言ってヒョンもここまで言って引き下がるタイプじゃないのは分かっているから


『今からガチ喧嘩すっからとりあえず帰れ』


とりあえず秘書を帰してヒョンを見た




『ヒョン、何考えてる訳？』


JN『言ったまんまだよ？ユンギとAちゃんを付き合わせる』


ﾊﾞﾝｯ


『何言ってんだよ！そんなのできる訳ないだろ？なんだよ！あの秘書に弱味でも握られてんのかよ！』


今日ばっかりはヒョンの事が理解できない


JN『結構まともに考えて言ってるんだけどな？Aちゃん可愛いし』


『どこが可愛いんだよ！平凡だろうが』


JN『ユンギとAちゃんが付き合えば、そのうち妹になるかもじゃん？』


『じゃあヒョンが付き合えよ！』


JN『何言ってんの？俺にはユラがいるし、ユラもAちゃん気に入ってるんだよね』


『だからって何で俺なんだよ』


JN『２人合うと思うし…ユンギは好きになると思うから、ヒョンが頑張るしかないかな？って』


『好き勝手言ってんじゃねーよ！』


ため息をついたヒョンは低い声で話し出した


JN『じゃあジヒョとの結婚進めるよ？別にあそこと家族になっても得なんてしないけど、株価位は上がるだろうし？』


ヤバい…本気な顔してる


こういう時のヒョンには逆らえない


『分かったよ…でもあの秘書がちゃんと納得したら！だからな！それに１年したら別れっから！』




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