30-YG ページ30
かなり遅く帰ってきたAは
凄く冷静になってた
話し方も言う事も、余りにも冷めていて
今までの時間が全部なかった事のように感じて
同じ空間に居るのが辛くなった
『何でこんなにハマったかな…』
ベッドで呟けば、静かな部屋に言葉が消えていく
最初は情だと思った
一緒に暮らすなら、そりゃ情も湧くもんだって
俺にもそんなのあったんだなって
それが…顔見て安心するようになって
Aとする普通のデートが凄く新鮮で温かくて
Aと食べる食事がめちゃくちゃ美味く感じて
そんな時間が、珍しいからじゃなく
Aと過ごす時間だからだって気付いたら
ぶっちゃけ契約なんてどうでもよくなってたけど
Aはあくまでも契約だとわりきってるんだと思う
「無理だと思います…ユンギさんの顔を見る度に、１年間の事を思い出して…多分切なくなるんじゃないかな？って…ユンギさんに笑顔を見せる自信はありません」
これこそ情からだろう
１年も一緒にいればそうなると思って言ったんだろう
起きたらAはもういなくて
'休みの間、実家で過ごします'
と書かれたメモ紙だけが寂しくテーブルに乗っていた
JM『本部長、疲れてますか？』
迎えにきたジミンに心配され
HK『ヒョン、Aちゃんと一緒じゃないから寂しいの？』
夜にはホソクからも心配され…１人が嫌で久々に俺も実家に帰った
ﾄﾝﾄﾝ
『ヒョン、ユンギだけど入っていい？』
JN『いいよー』
俺が部屋に入ると
JN『Aちゃんに休みあげたから、お前も帰ってくると思ってたよ』
ってヒョンは笑っていた
『なぁヒョン、契約期間終わったらさ…別れるんだよな？』
JN『まぁ…そうだろうね』
『本気になったら…どうすりゃいい？』
俺の言葉にヒョンはニヤッと笑った
JN『手離したくないなら、頑張って努力するんだな！Aちゃんに好きになってもらえるように』
アイツに好きになってもらうとか…すっげぇ大変なんじゃ？って考えこんでいると
JN『お前優しさ出てきたな、やっぱりAちゃん選んで正解だった！』
ヒョンは１人満足そうにしていて
JN『Aちゃんなら、ユンギに足りないもの補ってくれると思ったんだ
Aちゃんならユンギも本気で好きになるんじゃないかな？って…だから、好きになったなら頑張れよ？多少の強引さも必要！』
俺はまんまとヒョンに乗せられてたんだと実感してしまった
.
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はな(プロフ) - KBさん» KB様、コメントありがとうございます。今でもこうして読んで下さる方がいて嬉しいです。私もこのお話のユンギさん大好きです。(いや、ユンギなら何でもいいんだろ？なんですが) (2021年9月27日 0時) (
レス) id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
KB - とっても面白かったです！素敵なお話ありがとうございました。ユンギさんサイコー( ☆∀☆) (2021年9月26日 16時) (レス) @page50 id: 5f0961fe40 (このIDを非表示/違反報告)
ユカ(プロフ) - そうだったんですね！いつか出来上がるのを楽しみにしています！ (2020年6月14日 22時) (レス) id: 9c1023239d (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 有香さん» コメントありがとうございます。今のところ考えてなくて…これの続編とかだと…結婚後とかですよね？短編でその後特集しようかな？と思った事はあるのですが、最近なかなか更新できないでいるので考え中です。 (2020年6月14日 22時) (レス) id: 1f6dba33e1 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - 続編とかってありますか？ (2020年6月12日 13時) (レス) id: 2580593c69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2018年1月15日 19時
