コノ道Uターン禁止 -YG-【BTS】

19-YG ページ19

こんな日に限って忙しくて、頑張って仕事終わらせたけど


少し遅くなりそうだったから近くのデパートにいるように連絡を入れた


『ジミン今日直帰でいいぞ』


JM『どこか行くんですか？』


『Aとデート…お前もいつも俺に振り回されてんだから、たまには彼女に会いに行けば？』


そう言えばジミンは俺をジーッと見てから


JM『じゃあ、清く正しいデートしてきてください』


と言って帰って行った


『アイツいつまで根に持つつもりだ？』


会社のロビーを１人で歩けば、珍しそうに見られる


いつもジミンと一緒だから、１人でいるのが不思議なんだろう


'今どこにいる？'


デパートに入って連絡すると、下着コーナーにいると言うから


何も考えずにAの元に向かった


「本部長…私が降りていったのに…」


『買い物したいんだろ？ゆっくり見ろ…』


後から近づくと何でか恥ずかしそうなA


買い物するのに何がそんなに恥ずかしいんだろう？俺にはさっぱり分からない


「いや…でも…」


モジモジしているAをジーッと見ていると


"彼氏さんとお買い物なんて素敵ですね"


店員がニコニコで近付いてきた


"彼氏さんに選んでもらったらどうですか？"


そう言って俺を見ると


"セクシーなのと可愛いのどちらが好みですか？"


と聞かれて周りを見れば、女物の下着に囲まれてる俺


『あ…えっと…Aはどっちが好き…なの？』


Aが恥ずかしそうにしていた理由が分かった俺は


恐らくその倍は恥ずかしい


「え？////」


赤くなってしまったAはとても可愛くて、俺の恥ずかしさはどっかにすっ飛んでしまった


正確には…開き直った…という方が正しい


『じゃあ、俺が選ぶかな？』


店員オススメのものを見せられながら、頭の中で逆上せた時の事を思い出す


『黒とか赤は似合いそうにないから…淡い色の方が』


ぶっちゃけあの身体で黒とか着られた日には


見た瞬間全部吹っ飛ぶと思う


男は理性より本能が勝る生き物だ


『あ、この紫ならいやらしくもなくてよさそう』


淡い紫色の下着を指させば


''さすがですね、彼女さんもコレ見てたんですよ？"


と店員に言われて嬉しくなった


『Aもコレ見てたならコレにすれば？あ、支払いコレで』


カードを店員に渡してその場を離れ、下を向いてウロウロしていると


「お待たせ…しました」


顔が赤いままのAが戻ってきた




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