14-YG ページ14
冷蔵庫からビールを取り、半分を一気に飲んでソファーに寝転ぶ
『ふっ…ちゃんと鍛えてるっつーの』
さっきのやり取りを思い出して笑ってる自分に
物凄い気持ち悪さを感じながら
それでも機嫌がいい
アイツが起きるまでは、今日はたまたま早かったから気付いただけで
今までも逆上せたりしてたんじゃないか？って
仕事ばっかで契約すら守らない自分を責めていたのに
いざ目を開ければ彼女みたいに俺の悪態に付き合ってくれて
『そっか…アイツ彼女だった』
それなりに恋人扱いされてるのかな？って
そんな風に感じて嬉しくなる…あ、俺嬉しいんだ…
『明日はどっか連れてってやんねぇとな…』
そのまま寝たけど、ジミンからの着信で起こされる
『どうした？…あ、うん…分かった』
休みだっていうのに…クライアントから連絡入るなんて…
重い体を起こしてそっと部屋に入ると
Aはまだ寝ている
俺のベッドに…寝ている
近付いて腰を下ろすと、綺麗な横顔にかかる髪をどかした
「ん…」
うっすら開いた目にビックリして手をパッと離すと
「本部長？」
少し掠れた声が聞こえてくる
『ゆっくり寝てろ…ちょっとクライアントに会いに行くから…夜は一緒に飯食おう』
「はい…」
クローゼットからスーツを出して準備をしていると、ジミンから到着の連絡が来て家を出た
『ったく休みの日に…』
JM『お昼には終わるでしょうから』
『あぁ…』
車の中で背伸びしていると、ジミンが俺をジーッと見てくる
『なんだよ』
JM『何かいい事ありました？行ってらっしゃいのキスしてもらったとか？』
手すら繋いでねーよ！って心の中で思いながら
『まだ寝てるよ』
ぶっきらぼうに答えると
JM『一緒に暮らして…るんですよね？その為に家出たんですか？』
『あぁ…』
JM『Aがよく一緒に暮らすって言いましたね？』
ジミンがAの話を始めた
JM『いや、Aって彼氏とかいても自分の時間を凄く大事にするから…同棲とか結婚するまでは絶対無理！って言ってたし』
自分よりAの事を知ってるジミンに嫉妬したのは間違いなく
彼氏…いたんだ…って、その事実にもムッとしてしまう
『一緒に暮らすって言っても、お互い部屋は別だしプライベートな時間は過ごせるからな』
JM『本部長はAに甘いんですねー』
ジミンはクスクス笑いながら運転し、俺は内心複雑な状態だった
.
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はな(プロフ) - KBさん» KB様、コメントありがとうございます。今でもこうして読んで下さる方がいて嬉しいです。私もこのお話のユンギさん大好きです。(いや、ユンギなら何でもいいんだろ？なんですが) (2021年9月27日 0時) (
レス) id: 1f844e58dc (このIDを非表示/違反報告)
KB - とっても面白かったです！素敵なお話ありがとうございました。ユンギさんサイコー( ☆∀☆) (2021年9月26日 16時) (レス) @page50 id: 5f0961fe40 (このIDを非表示/違反報告)
ユカ(プロフ) - そうだったんですね！いつか出来上がるのを楽しみにしています！ (2020年6月14日 22時) (レス) id: 9c1023239d (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 有香さん» コメントありがとうございます。今のところ考えてなくて…これの続編とかだと…結婚後とかですよね？短編でその後特集しようかな？と思った事はあるのですが、最近なかなか更新できないでいるので考え中です。 (2020年6月14日 22時) (レス) id: 1f6dba33e1 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - 続編とかってありますか？ (2020年6月12日 13時) (レス) id: 2580593c69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2018年1月15日 19時
