運命という絆で３第一章ー璃月編ー【原神】【男主】 (ページ48)

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パイモンの疑問に鍾離が代わりに答えた

「商人から利益を奪うことは、空腹の狼に喰ったばかり肉を吐き出せと言っているのと同じことだ。仕方がない。」

「しかし、条件さえ整えば、この薄方でも十分問題ないだろう。」

「どんな条件だ？」

鍾離の言葉を読み取ろうとするものの、全く読み取れずパイモンは尋ねた

彼曰く、「炎」で温度を上げつつ、「水」の元素で石を守れば灰にならずに済むと答える

「おや？お客さん、そういった知識もお持ちとは助かります。」

「先入観を交えずに論じただけだ。それに必ず買うという約束もせず、こちらはサンプルを要求している…これは実に不公平だ。」

「璃月の「契約」は、公平こそが基本だからな。」

「じゃあ、後は実験できる場所を探さないと…」

「どこにしよう？」考え込むパイモンに蛍は「ダダウパ谷は？」と提案する

蛍の提案にパイモンはダダウパ谷の「好肉族」のヒルチャールが居たのを思い出した

「好肉族」のヒルチャールが持つ大きな鍋ならば、元素反応に耐えられるはずだ

「旅人、サンプルを持って、早速行ってみようぜ！」

『じゃあ、オーナーサンプルありがたく使わせて貰う。もし良い結果が出ればこの店の商品を買うからな。』

リアンはオーナーの目を真摯に見つめながら、彼に約束もとい「契約」を交わした

一旦、鍾離とここで別れを告げ、3人はモンドのダダウパ谷に向かった

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