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「よしっ、これで俺の橋渡しとしての役目は終わった。どう？なかなかの結果だろう？」
「さあ、行くなら早くした方がいい、俺のことは気にしないで。ここで数杯いただいて…ついでに「箸」の使い方でも練習してるから。」
「箸」…料理を食べるための道具でモンドで言うところのフォークとナイフである
このテイワットでそれを使うのは璃月と稲妻だけである
何故、タルタリヤ箸の使い方を練習する必要があるのだろうか？と思っていたがすぐに示しがついたタルタリヤの出身国はスネージナヤだ
スネージナヤはモンドと同じく箸は使わない
自分の中で浮かび上がった疑問が解決し一人でに「なるほど」と頷いていると「なにやってんだー？」とリアンに先に店の扉の前にいたパイモンが声を掛ける
「なんでもない」と少しだけ声を張り上げ、蛍とパイモンの背中を追った
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蛍達よりも先に「琉璃亭」に出ていた鍾離は彼女たちが来たことを確認した後、彼女に問いかける
「旅人、「神が去った城」をその身で感じた後、璃月という「神のいる城」を訪れ、お前はどう感じた？」
「モンドの雰囲気の方が好き」
初めてこのテイワットで訪れた国であるモンドはトワリンの件で大変なこともあったが、モンドの人々は優しかった
まだ璃月に来たばかりで分からないことが多い
自国に誇りを持っている璃月の人間である鍾離を目の前にああ言ったのは少し抵抗があったが、嘘は付きたくない
本当のことを言うと、彼は顎に手を当て「なるほど」と呟いた
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作者名：菊春 | 作成日時：2022年8月20日 18時
