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パイモンは食に関する知識は豊富らしい
パイモンの変わらない食い気に呆れていると、パイモンが「早く、行こうぜ」と急かす
「食い気ばっかだと、そのうち太って本当にパイモンじゃなくてデブモンになるよ」
「デブモンとか言うなよ！オイラは太らない体質なんだ！」
『全女子が羨ましがるようなこと言うな。ほら、腹の肉がこぉーんなに…』
「腹を抓るな！」
ぺちぺちと自分の腹を抓るリアンの手を叩いた
無神経なことを言うな
それはレディに失礼な発言だ。少なからずレディの心を持つパイモンはプンプンと怒っていた
まぁ、彼女は色気より食い気であるが
「だいだい、お前だって他人に太ってるって言われたら怒るだろ？」
「まぁ、そうだけど。でも私からしたら常に飛んでばっかの…パイモンが気にな…」
「幻想の翼はすっごい疲れるんだぞ！飛ぶのだって運動してるのと同じだ！」
『あと、食い過ぎ。』
「それは今と関係ない！！」
ぷんすかと腕を組むパイモンは我慢の限界か「もう知らないぞ！」と先に行ってしまう
蛍とリアン、二人揃って肩を竦めた後、彼女の後を追う
本当に困った相棒さんだと微笑んだ
――――――――――――――――――――――――
暴風の日…
『…この風だと、地図がまともに読めない…オレへの当てつけか…？』
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作者名：菊春 | 作成日時：2022年8月20日 18時
