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冥が去ったあと、肩の荷が下りたためパイモンから息の吐く音が聞こえた
「疲れたぁ〜。緊張と恐怖でお腹が減ったんだぞ〜」
「…何もしてないのに。食い意地は張るんだ…」
『何もしてないのに。』
「二回言うな！」
蛍とリアンは笑った
「図星か。」「図星だな」と
前から思っていたのだが、パイモンは解りやすい
本人は気づいてないようだが、何割か顔に出ている
そんなところが彼女の良い所なのだろう
『さ！そろそろ望舒旅館に戻って言笑さんに幽霊のこと話そうぜ。』
「…そうだよな。ワープ使って移動しようぜ！」
リアンの気の利いた話題換えに調子を取り戻したパイモン
蛍は何かと微笑ましく思い、ワープを発動した
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望舒旅館に着くと真っ先に言笑に話しかけにいった
「な、なんだ！？もう祟ったりしないと、お化けと約束した……！？」
「す、すごいじゃないか。」
蛍の説明に面を食らった様子で言笑は感激した
幽霊が居なくなったため、言笑は杏仁豆腐を作ることが出来る
彼は杏仁豆腐を作るために台所へ向かった
「これでお化け問題は解決だな。」
「次はどうやって仙人に話を聞いてもらうかだね。」
『今度はちゃんと聞いてもらえるといいけど…』
リアンの不穏な言葉にパイモンは思いっきりツッコんだ
「頑張って早々不穏なことを言うな」と
蛍は苦笑を浮かべながらも、望舒旅館の台所へと彼らを連れ足を進めた
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作者名：菊春 | 作成日時：2022年8月20日 18時
