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「フン、元は大盗人のくせに、そんなことでビビるなんて。」
「ゴレットはお化けが怖くないのか？」
パイモンの問いかけにゴレットは彼女を見つめて言った
璃月ではお化けと言った類に会うのは日常茶飯事らしい
彼女の声音で幽霊に慣れていることが分かった
すると、パイモンが何かを思い出したようにゴレットに聞いた
「そういえば仙人が旅館にいるなんて誰も知らなかったのに、ゴレットは…」
「しーっ。」
「その続きは、私の「秘密」だからね。」
自身の口元に人指し指を持っていきこれ以上の問いかけをやめさせた
続けて、ゴレットは蛍達にあるお願いを言い渡す
それは「幽霊にもう人を驚かすのをやめさなさい」と言ってくるということだ
「あなたたちをいいように使ってるわけじゃないわよ―――あの仙人の言う通り、人の魂は仙人ほど強くない。」
「仙人と関わることで傷ついてしまわないよう、まずはお化けから慣れるといいわ。」
特に聞くことは無かったため、蛍はただ一言「分かった」と告げた
しかし、パイモンにはどうやって幽霊を説得させるのかが分からないらしい
見かねたゴレットが3人にある場所を助言する
「旅館に掛け絵があるんだけど、そこに璃月で千年ものあいだ伝わっている「降魔印」が描かれているわ。それを見てきなさい。」
「―――――そして、この旅館の周りで「完全な降魔印が見える場所」を探してみて。」
―――――――――――――――――――――――――――――――
雷の日…
『……無理な移動は禁物だ。鳴りやむまで大人しく待つとしよう。』
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作者名：菊春 | 作成日時：2022年8月20日 18時
