運命という絆で３第一章ー璃月編ー【原神】【男主】 (ページ21)

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少年は、蛍が持つ「禁忌滅却の札」を見るなり、「準備は整えて来たのだな」と呟く

しかし、彼は「禁忌滅却の札」が「自分がお前たちを傷つけないものである」と話す

「えーっと…よくわかんないんだけど…」

「仙と魔の世界に近づき過ぎれば、世の理を踏み外すことになる。」

「人の子の魂は仙人ほど強くない。血も仙人の気運に耐えられないだろう。」

少年――――――護法夜叉・魈は蛍達に「ここを去れ」と命令する

彼は蛍達のためを思って言っているらしいが、ここに来たちゃんとした理由がある

パイモンがその理由を話す前に彼はこの場から去ってしまった

話を最後まで聞いてくれなかった彼にパイモンは空中で地団駄を踏んだ

「あー、もう！なんだアイツ、全然話を聞いてくれないじゃないか。」

「恥ずかしいあだ名をつけてやりたいけど…仙人の恨みを買ったら、次から宝箱を開ける時にキャベツしか出なくなりそうで怖いからやめとこう。」

『ウェンティ(風神・バルバトス)様にあだ名付けてたくせに、仙人には怖気づくのか？』

「それは、その時吟遊野郎が神様だなんて知らなかったからな…」

中々、失礼なあだ名を付けられつつもそれを気に入り、許したウェンティの懐の広さ？いや、適当さに感謝でもしよう

仙人に召集を申し出た削月築陽真君を含めた他の仙人たちの３人の仙人は

すんなりと話を聞いてはくれたが

魈は仙人の中でも一筋縄ではいかないらしい

「どうすれば仙人と話ができるか、旅館の女将に聞いてみるか。」