運命という絆で３第一章ー璃月編ー【原神】【男主】 (ページ16)

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留雲借風真君が居るであろう「奥蔵山」に着くと、気になる物があった

石で出来たテーブルと隣には３つの椅子があった

そのテーブルの上には食器や酒壺がある

テーブルの隣にある椅子には「此処には留雲が居る」と書かれていた

そう書かれていた椅子の隣は、「此処に帰終が座る」「此処を帝君が借りた」と書かれている

『もしかして、このテーブルは岩王帝君は2人の友とともに食事をしていたんじゃないか？』

「ほぉー、そういうことか」

『それに、この「留雲」はきっと削月築陽真君が言っていた「留雲借風真君」じゃないかな？』

つまり、ここは岩王帝君と留雲仮風真君が他の仙人と一緒に食事をする場所なのだろう

「もしそうなら、仙人たちの好きな食べ物を作れば、留雲借風真君の気を引けるかもしれない」とパイモンは思いついた

しかし、肝心の仙人の好物が分からない

「しょうがない、周りを見よう。過去に参拝しに来た人が、何か手がかりを残してくれてるかもしれない。」

「そうだ、仙人って…ニンジンとお肉のハニーソテーって好きだと思うか？」

『…それはモンドの料理で、璃月の料理が無いだろ？』

パイモンの当てにもならない提案に、リアンは静かにツッコんだ

テーブルの近くにある、浅瀬の湖を歩き、湖から先に枝に鍋がぶら下がっているものの隣には木箱があり

それを壊した後、中に入っていた具材やレシピを回収した後、蛍達は料理の痕跡を確認した

「綺麗に片付いてるな。ここで料理をした人は、後片付けをちゃんとしたみたいだ。」

「たぶん、仙人へのお供え物を作ったんだな…」

パイモンは食材とレシピを見て、ここで料理をしていた人は几帳面なのだと感心した