運命という絆で序章ーモンド編ー【原神】【男主】 (ページ6)

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砂浜でその状況の絵を描きながら説明する蛍の表情はどこか悲しさを孕んでいた

「果たして、それから何年経ったのか私にはもう分からない。でも、いずれ必ず突き止めて見せる」

そう拳を握りしめた蛍の表情は説明していた時の悲しさを孕んだ表情ではなく強い意志が見えた

握りしめた拳を開き膝近くに置くと中に浮かぶ近くの小さき少女やリアンに話しかける

「目が覚めてリアンと出会ってから2人で彷徨ってた。2ヶ月前、あなたと出会うまで…」

その言葉に小さき少女――――――パイモンは頷いた

「あの時おまえたちがいなかったら、オイラはもうとっくに溺れ死んでたからな…」

2ヶ月前、蛍が川で溺れていたパイモンを釣り上げた時を思い出しながら彼女たちにそう言い

「任せとけ」っと胸を張る

「だから、オイラ案内役頑張るぜっ！」

『オレも頑張るよ。なんせ、蛍に惚れてるみだし。後、愛してるよ蛍』

最後のリアンの発言にパイモンは「またか」っと言わんばかりの顔で彼を見つめる

最初出会った時は慣れなかったリアンの蛍への愛を囁く行動に最近は慣れてきているのではあるが、「やっぱり慣れない」っと項垂れた