運命という絆で序章ーモンド編ー【原神】【男主】 (ページ34)

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アンバーと神殿の前で別れ、続いてリサが居る神殿へ向かうが

「と、遠いなぁ…」

『遠いとなると一番、近いあの人の場所になるな…』

あの人…リアンが言うにはガイアのことである

アンバーの次は本当はリサの所を行きたかったが急遽、ガイアに変更した

「…大丈夫なの？リアン」

『えっ、何が？』

「あの人の所に行くの嫌じゃなかったんじゃないの？」

その問いに歯切れが悪く「いや、嫌なわけじゃないんだけど…」と答え

少々躊躇った様子で続けて

『あの人と会うのは何か今は億劫でさ。』

「億劫？」

『いや、個人の問題だから気にしないで』

そう聞いた蛍は分からなそうにリアンを見つめる

目を向けられた本人はばつが悪そうに笑みを浮かべ

『いつか話すよ。旅人』

「いつって…それって何日後？」

『それは…解らない！！』

何故か、ドヤ顔で答えた彼に呆れを通り越した感情が蛍に現れる

溜息すら零せない呆れのせいでもう何もどうでもよくなり先頭を飛ぶ相棒件非常食の隣に行こうと足を進ませたのだった