King&Prince 短編集

兄妹/永瀬廉 ページ20

Aside


友達「今日も王子様かっこいいな〜」


「王子様、って誰？」


友達「A知らないの？隣のクラスの永瀬廉だよ」


「永瀬廉、」


私は同じクラスしかしらないからな〜


そういえば、今日早く帰ってきてってお母さんに言われてたんだ。


私の家母子家庭で、最近お母さんが再婚して、


今日、新しいお父さんとお兄ちゃんが来るらしいです‼


急いで帰ります〜！



「ただいま、」


母「お帰りなさい、もうすぐ来ると思うよ」


ピーンポーン


母「来た、いらっしゃい。A紹介するね。新しくあなたのお父さんになる永瀬さんよ」


永瀬…？


父「よろしくね、これが息子の廉だ。」


廉…？


えっっ、王子様って言われてた永瀬廉？そんなわけ、


「こんばんは、永瀬廉です。」


あった〜〜！



「うわぁぁぁぁぁぁ！」


母「もうみっともないでしょ。ごめんなさいね。娘のAです。」


それどころじゃないんです、お母さん!!


「こんばんは、Aです…」


廉「よろしくね、Aちゃん」


その後、一緒にご飯を食べて、寝ようとしたとき、


廉「Aちゃんってさ、○○高校やんな」


「そうです、」


廉「やっぱり！俺の友達が隣のクラスにかわええ子がおるゆうてたから。」


「そうなんですか、」


私はあなたのこと知らなかったのに向こうに知られてたんだ…。




それから、何日か経って一緒に登校したり、呼び捨てで呼び合うようにまでなった。


学校では付き合っているとまで言われるようになった。


私はその時、廉の彼女と言われて嫌じゃなかった。


もしかして、私廉くんのこと、



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