ちょっとした彼氏感 ページ45
久しぶりのおやすみで、
なかなか布団からは出られへんし目もあかへんし。
なんとなく明るくなってきたってことは分かって、尚且つどこからか分からへんけどいい匂いがする。好きな匂い。
ゆっくり目を開けていけば
「おはようさん」
「…おはよう？ んえっ！？」
目の前にしげがいた。
あ、そういや…
「ごめん！忘れてた！」
重「ええよ〜。俺も勝手に家入ってもうたし。小瀧みたいなことするつもりなかったんやけどさ」
久しぶりにオフ日が一緒だから
誕生日プレゼント買いに行くかってしげに言われてたことをすっかり忘れてた。
重「お前さぁどんな夢見てたん？笑」
「えっ、ひどい顔しとった？」
重「めちゃくちゃ幸せそうな顔しとった」
「…なんも見てへんかな？」
気づけば昼やし…わたしどんだけ寝たんだ。
重「昼、外出て食べる？一応うどん買ってきたんやけど」
「しげ作ったうどん食べたい」
重「ん、じゃあ作るわ…作るって言うほどのものでもないけど笑」
「人に作ってもらうご飯ってめちゃくちゃ美味しいやん？」
重「たしかになぁ、木島作るご飯美味いもんな」
「そうかな笑
ドラマ撮影とか続いててさ？WESTで仕事あった時、毎回って言っていいほど神ちゃんお弁当作ってきてくれてん」
重「美味しそうに食べてたもんな」
対面キッチンな我が家。
そんなもので、しげが料理してるところも見えるわけで。
男の人が料理出来るってええなぁ。
重「そんな見んなや笑」
「だめ？」
重「見られんのめちゃくちゃ恥ずいから」
「ええやん見ても〜」
重「嫌や笑」
「しげっていい旦那さんになりそう」
重「なんやねん急に笑 木島もいい嫁さんになると思うわ」
わたしらなんちゅー話してるんやろね？笑
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作者名：まつもん | 作成日時：2019年2月8日 3時
