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「なんで今日はひとりやったん？」
『ん？わたし別に1人で行動できるけど？』
きっと廉が聞いているのはそういうことではない。
「そうやなくて、いつも勇太くんと一緒やんか」
ほら。
『そんないつでも一緒にいるわけじゃないから。お互い用事だってあるし。』
「ふーん、用事ねえ、」
『廉だっていつも彼女といたら息詰まるでしょ』
「今彼女おらんから分からんわあ」
何か納得いってなさそうな適当な返事。
『ほら、入ろ』
どことなく張り詰めた空気を壊すようにして、近くのコーヒーショップに廉を押し込めた。
違和感を抱かれていることなんてもちろん承知で。
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「気づいてんねやろ？」
『なにを？』
わたしより5つも年下のくせに廉の前には立派にブラックコーヒー。
それに比べてわたしの前にはキャラメルマキアート。
同じ環境で育てられたはずなのに、どこでこの差が生まれたのだろうか。
「なにをって、勇太くんのことに決まってるやろ」
このやたらと勘の鋭いところも、誰に似たのか。
いや、勘が鋭いのはわたしもだった。
ただわたしは、鈍そうに見られると言うだけで。
わたしのことなんてお見通しの弟に今更何も隠すことなんてない。
『うん、気付いてるよ。』
わたしが本当は鈍くないことも廉は知っているから。
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みゅう(プロフ) - 最高です泣いちゃいました(TT)本当に恋してるとき胸がギュゥってするやつになってやばいです(TT) (2019年2月11日 23時) (
レス) id: e5fba142e0 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 読ませていただきました(^^)心が暖かくなる素敵なお話でした！ありがとうございます！ (2019年1月18日 19時) (レス) id: faf246fb32 (このIDを非表示/違反報告)
べりーちゃん - 素晴らし作品でした。ありがとうございました。 (2018年11月3日 8時) (レス) id: 86a2f67dc6 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - ひかるさん» 読んでいただきありがとうございます！廉くんのお話公開中ですのでよろしければぜひ！ (2018年10月28日 0時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - Mt.Wind Bellさん» ぞっこんになっていただけて嬉しいです（ ; ; ）またはちみつショコラの世界でお会い出来るように、機会があれば番外編などお届けできればなと思っております！ (2018年10月28日 0時) (レス) id: 76e7965f2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる
| 作成日時：2018年9月24日 17時
