【実況者】瓶墜簪折【キ/ヨ】 (ページ4)

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打ち上がる花火を見上げるA

ぽけっと口を開けて、

時折｢きれー…｣と声を漏らす

キ｢…………。｣

Aの首に滴る水が、胸元へ流れる

花火が映る大きな瞳に、恍惚とした表情が

やけに色気があって

貴｢もー、ちゃんと見てよ｣

じっと見つめすぎたのか、視線に気づいてこちらを向いてぷくっと顔を膨らませるA

そして缶チューハイをゴクゴクと飲む

キ｢…そんなペースで飲んだら酔うよ｣

普段は弱いからってあんまり飲まないのに

貴｢たまにはいーんだよ｣

一缶飲み終え、新しい缶のタブを起こす

夏だな〜

花火を見ながら飲む酒

まさに夏って感じだな

貴｢にしても暑いなあ｣

花火を見上げながら、顔を赤らめて自分の額に手をやるA

夜でも気温が高いのもあるし、お酒が回って体温が上がっているんだろう

｢んー…｣と声を漏らしながら浴衣の胸元を持ってパタパタと仰ぐ

ちらりと見える汗ばんだ胸元に、少し胸が高鳴った

貴｢体温上がってきたかも〜…うーん……｣

わざと浴衣を着崩して、また缶チューハイを飲む

キ｢……誘ってるだろ｣

と思わず口から出た言葉

貴｢…ん？｣

聞こえなかったのか

こちらを向いて、上目遣いで俺を見つめる

かなり身長差があるから

花火を見上げるように、大きな目で俺を見ている

…けど、思わず視線が軽くはだけた胸元に行ってしまう

キ｢……………。｣

貴｢わ、き、きよ…っ、？｣

Aの手に持っていた缶チューハイをテーブルに置いて、

腕を引いてベランダから部屋の中に連れていき

貴｢…っきゃ、｣

ベッドに押し倒した