【実況者】激しく、求め合う【キヨ・フジ】

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仕事はあっという間だった






帰るのが楽しみで








コジマさんにも｢なんかいい事あった？｣と聞かれるほど




機嫌よく見られているよう








｢あれ、Aちゃんもう上がり？｣



貴｢はい、早く終わったので

お疲れ様です｣









るんるんでキヨの家に帰った









貴｢あれ、いない…？｣








最俺ハウスかな？








キヨに電話すると





貴｢もしもし、今帰ったんだけど…｣



キ『あー、わりぃわりぃ

さっきレトさんから電話来て気付いたんだけど今日れべすりの打ち合わせあんだって『』





なるほど





貴｢…じゃあ今日は遅くなるの？｣



キ『かなり遅くなると思うわ、ごめん』









……なら



私も家にいなくていいんだよね？









貴｢実は私もね、今日友達の家に泊まりに行きたいなって思ってたんだよね…｣



キ『友達？』



貴｢うん、高校の時の友達

失恋してかなり落ち込んでるから、ヤケ酒に付き合ってって……｣




キ『ふぅん、わかったわ、じゃあな』




貴｢気を付けてね｣









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嘘をついたのは数え切れないほど









心が痛まないわけ、ないでしょ









化粧を直してラフな服に着替えて









家を出て電車に乗った









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ねえキヨ









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私ね









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高校の友達となんて、もう連絡取ってないんだよ

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