�Α�Ku.Koki】 ページ13
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今日も変わらず終電で
それでも終わらない仕事は莫大で
明日も明後日もその次もこれが続くと思うと憂鬱で
心も体も負けて家へと歩くこの些細な時間に、眠ってしまいたくなった
早く家に帰りたい
ボロボロな体にシャワーを浴びさせ
気づいたら朝になっていく
生きるために働いているはずなのに
おかしいなあ
疲れたなあ。
車通りのある大通りを歩きながら
ふわっと感じる浮遊感に、慌てて目を開ける
真っ黒の中で顔出す街灯に、明日への絶望を込めた。
『Aちゃん』
ほぼ開いていない目には、真っ白な服を着た綺麗な金髪の男の子が映る
幻覚かなぁ…
限界かなぁ…
『Aちゃん』
もう1度呼ばれた名前に、しっかりと目を開ける
え、ここ現実なの、天使みたいな子が映る
知らない子なのに、見たこともないのに、すごく安心する
『Aちゃん今日もお疲れ様』
そう言うと私の右手をとり、家ではない方へと歩いていく
温かい手に心許している私は、なぜか何も言えなかった
『おれ光輝って言うの、だから光輝って呼んでね！』
街灯に照らされた金髪が、キラキラと光る
「光輝くん、これからどこ行くの？」
『んー、どこ行こっか？ 考えてなかった！』
おちゃらけて笑う姿も綺麗だな。ほんとに天使みたい
『あ！ 綺麗なとこ連れてく！Aちゃんに見せたいな』
そう言うと、光輝くんは指を鳴らし周りは白に包まれた
目を開けると、辺は綺麗なお花に囲まれている
不思議、夜なのに暗くない
白い空間に、隙間なく沢山のお花たちが並んでいる
『綺麗でしょ、疲れとれたかな。元気出た？』
「すっごく綺麗。ありがとう光輝くん」
『どういたしまして』
『おれね、Aちゃんが頑張ってるのずっと見てたから、お疲れ様って言いたかったんだ』
私より身長が大きいはずなのに、上目遣いで言葉をくれる姿が、どことなくわんこのように見えてくる
『Aちゃんはよく頑張った』
『だからさ、一緒にいこっか』
どこへなんて野暮なこと聞けなかった。
報われたのかな、救われたのかな、
見てくれる人、人なのかもわからないけど、
温かい存在がいてくれたことに救いを感じた。
その手をとって進もうか。
重たい扉を2人で開ける。
『次はおれが守ってあげるから安心してね』
頬をつたるものには気づかないフリをして、来世に縋ったのは
私か、あなたか
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まっちゃ(プロフ) - 耀さんの書く文章が好きです、心が洗われる気持ちになります。お話も、その後の見解も全部読むの楽しませて頂いてます🥲�ケ�と傘は去年のサマステで披露してたときにドラムの檜山くんがかっこよかったので檜山くんが浮かびました！ (2023年4月1日 11時) (
レス) @page10 id: 7916bcf76a (このIDを非表示/違反報告)
りぼん(プロフ) - コメント失礼します！主様の作品が好きでうちわくからそのまま飛んできました。私的�イ録セ馨安腓�んで�Δ聾橘斃�くん、豊田陸人くんあたりですかね…？私の想像ですが…！ぜひ参考にしていただけたらと思います。これからも主様のペースで頑張ってください。 (2023年3月24日 3時) (レス) @page5 id: f13ca06c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：耀 | 作成日時：2023年3月23日 22時
