〃２６ ページ27
. Ryo
�� ちょっと1限目付き合って ��
…そう言われるだろうとは思ってたけどさ。
瑞稀からのラインに いーよ って返信して教室を出たら、廊下でAと鉢合わせた。
「涼ちゃん」
今朝は心配かけてごめんね って笑うAは、やっぱりかわいくて
瑞稀が過保護になるのも分かるんだけど、さ。
「瑞稀知らない？」
涼「あー、あいつたぶん1限目サボる」
「…そっか」
涼「瑞稀のこと、怒ってる？」
「なんで？」
涼「なんでって…」
「図星だったんだもん、怒るというより、混乱？かな」
自分でも自分の気持ちがわかんなくて、って困ったように眉を下げる。
…そんな難しく考えなくてもいいと思うけどね。
「…瑞稀のこと、よろしくね」
涼「え？」
「男の子同士じゃないと話せないこともたくさんあるだろうし、私じゃそれを聞いてあげられないから」
涼「あー…」
「私も男の子だったらよかったのかなあ」
なんてね、って笑ってるけど、Aはそのままでいてよ。
涼「…作間くんのこと、好き？」
「…わかんない」
涼「そっか」
「でも、もしそうだとしても、私は今の関係のままでいるから安心してね」
涼「なんで？」
「そもそも作間くんの気持ちも分かんないし(笑)
雄登と瑞稀と気まずくなるのも嫌だし」
Aのことを大事に思う気持ちは、俺も瑞稀に負けず劣らずだと思う。
でも、なんていうか、思い方？が違って
俺はAが幸せならそれを見守りたいし、幸せになってほしいし。
幼馴染だから、大事に思ってるから、って、Aのこと縛り付けてていいの？なんて思うけど、
たぶん瑞稀はAのこと幼馴染だなんて思ってないから
んー、難しいとこだよなあ。
「…涼ちゃん？」
涼「Aも、たまにはワガママ言いなよ」
「…私 結構ワガママ言ってるよ？」
涼「もっと言っていいよ」
「じゃあ涼ちゃん今日帰りにアイス食べよ」
涼「…そう云うことじゃなくて」
「…アイスいや？」
涼「や、いいよ、行こ」
涼ちゃんの奢りね？って、ワガママってそう云う意味じゃねえんだけどなあ…ほんとばか。
チャイム鳴りそうだから戻るね、ってパタパタ教室に戻るAを見送って、
さて、俺も拗らせ瑞稀くんのとこに行きますかね。
.
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RlNA - 那須雄登と浮所飛貴妊娠話が見たいです (3月27日 1時) (
レス) id: cfab229797 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんず(プロフ) - さくまくんの小説で1番好きなので再開されるなんて嬉しすぎて嬉しすぎて！！楽しみにしてます！！ (2019年12月2日 20時) (レス) id: 7cf2b2ad2f (このIDを非表示/違反報告)
なな - 久しぶりに戻ってきたら明日から更新して下さるそうでとても嬉しいです！ (2019年12月2日 0時) (レス) id: 516e5ca59b (このIDを非表示/違反報告)
chAp(プロフ) - ゆゆさん» お忙しい中、教えて頂き本当にありがとうございます！早速読ませて頂きます！これからも応援しています！ (2019年10月1日 18時) (レス) id: 678ee8bce3 (このIDを非表示/違反報告)
れしゅあ(プロフ) - ゆゆさん» わざわざ教えて下さりありがとうございます！楽しく読ませて頂きます！ (2019年10月1日 18時) (レス) id: f99b151d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2019年8月22日 8時
