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みんなを乗せたタクシーが
お家に到着
他愛もない会話でも嬉しくて。
少しだけ近づけたような
そんな気がして、家までの距離の短さに
寂しさを感じた。
「たかちゃーん。ついたよ！おきろー！」
なぜかすんなり起きて
「A泊めて」
「わかってるから、行くよ！隆二さんありがとうございます」
たかちゃんも慌ててお礼…笑
「隆二さんってすごくふわふわ」
「ふわふわ？笑 どんなだよ」
「なんか小動物みたいで可愛いの。ギャップがすごい」
「お前、惚れた？？」
「…そんなんじゃないし！」
「今の間は絶対そうだ笑」
「もう寝るわ」
「怒んなよ！」
「明日は店長に話ししないとだから、もう寝るの」
「オッケーでるといいな〜。」
「緊張するけど、きっと大丈夫(^^)」
「楽しみに待ってる」
いつのまにか眠ってて
目が覚めたらとなりに
いつのまにかたかちゃんがいる
いつもそう
昔から兄弟みたいな私たち
ずっとずっと変わらない
まだ薄暗い部屋の中
またいつのまにか眠ってた
夢の中で呼ぶ声は
変わらないあなたの声で
めがさめる直前に
「いい加減、幸せになれよ」
と
あなたは遠くから叫んだ
目から溢れる涙が
どの気持ちの涙なのか
自分なのに理解できない
いろんな感情が混ざりすぎて
止まらない
たかちゃんが
指で涙を拭う
「大丈夫、ひとりじゃないよ」
寝ぼけてるのか
また眠ってしまったけど
それだけで救われる
単純で子供みたいな私。
大人にならないと、、、
続く
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作者名：AyA | 作成日時：2018年6月3日 23時
