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バッグの中で震える携帯を見ると
たかちゃん
「もしもーし。久しぶり」
「Aー!これから会える?」
「会えるよ?」
「じゃ、いつものとこで!」
いつものところ、、
久しぶりの言葉に少し元気になった
隠れ家的なおしゃれなカフェ
店員さんに伝え通してもらうと
たかちゃんがすごい笑顔で私を見る
「元気そうでよかった」
「変なの笑 たかちゃん忙しいでしょ?身体大事にね?」
「相変わらず心配性だな〜お前もな!笑」
「私は平気です〜」
「本題入ります。」
急に真剣になるから
身構えてしまう。
「今の店やめる気ある?」
「え?なに?話がわからない」
「三代目のヘアメイクさんが急にやめちゃって…」
「知らない人になるくらいなら、、Aがいいな〜と思って???」
「えぇー!?なにそれ?!急に言う?!」
「急なのは申し訳ない…でも忙しくて会えないと心配だし。近くにいると安心じゃん?」
気持ちはすごくありがたい。
嬉しいのも本当。
たかちゃんの優しさに甘えてばかりで
助けられてばかりで
いつまでもうじうじ悩むよりは
前に進めるのかな…?
「わかった…明日、店長に話してみるね?」
嬉しくて嬉しくて
涙が出る。
「泣くなってー!」
よしよしする手にまた涙が溢れる
「ありがとうね。たかちゃん。すごく嬉しい」
手を差し伸べてくれる人
いつも思ってくれていて
その優しさに、救われる。
たいちゃん…私、久しぶりに楽しくなりそうだよ。
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作者名:AyA | 作成日時:2018年6月3日 23時