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優斗「大丈夫、?」



「あ……優斗くん、」






目を覚ますと隣には心配そうな表情を浮かべる優斗くんがいた。





真っ白な壁と静かな空間。





あぁ、今わたしは保健室にいるのか。








先生「優斗くんがおんぶして連れてきてくれたのよ」




「え、」





優斗「っ、!先生まじで余計なこと言わなくていいです!!!」






おんぶって……





考えれば考えるほどすごく恥ずかしくなってきて、顔に熱が集まった。





「ありがとう……」



優斗「ん、どういたしまして、」




先生「Aさんは今日は早退する?」




「どうしよ……」




優斗「帰りなよ。無理してまた倒れたら大変でしょ?」





「そうだね、」






まだ学校にいたい気持ちもあったけど、これ以上迷惑かけるわけにもいかないから早退することになった。





でも帰っても家には親はいないしひとりぼっち。





寂しいけど仕方ないか。






そしてなんとか自力で家に帰ってから、とりあえず自分の部屋のベッドに寝転んで目を閉じた。







「龍斗くん……」





目を閉じればふと思い浮かんだ龍斗くん。





元気にしてるかな……







連絡先も親に消されてしまって会うことも許されない。






今どこで何をしてるかなんてわからない。





放課後いつも待ち合わせしていた場所にもいないし、駅で会うこともなくなった。





ねぇ、どうしたら会いに行けるの?





なんで兄妹だったら恋したらいけないの?





わたしはこんなにも会いたいのに……

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設定タグ:HiHiJets , 作間龍斗 , ジャニーズJr   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:サリー。 | 作成日時:2019年12月24日 13時

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