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「おーい」
「……なに」
「最近なんか元気なくね？」
学校で机に伏せていると前の席の優斗くんに心配されてしまった。
こんなに落ち込んでも意味ないのにね。
「そうかな」
優斗「うん、めっちゃ顔色悪い」
「よくわかるね、」
自然と食欲は湧かなくなったし、全くご飯を食べない生活が何日も続いている。
体に悪いってわかってるけど、なぜか喉を通らないからどうしようもない。
優斗「ていうか次体育だよ」
「あ、え、うそ！？」
優斗「うそなんて言わないから！ほら、行くよ」
確かに教室にはもうわたしたちだけしか残っていなくて、もうみんな移動し始めていたみたい。
わたしたちも遅刻しないように走って体育館へ向かった。
そしてなんとか着替えを済ませて時間に間に合ったけど、あんなに走ったものだから息切れがすごい。
ラジオ体操も疲れるし走りながら大きな声出さないといけないなんて罰ゲームかよって。
しかも先生が前で何かを話しているけど内容が全く頭に入ってこない。
優斗「おーいAちゃん」
「あ、優斗くん」
優斗「何ぼーっとしてんの」
どうやら今日から体育の授業は野球らしい。
そしてチーム分けでわたしは優斗くんと一緒になったみたい。
「優斗くん野球部だっけ」
優斗「うん！」
「じゃあ心強い」
なんたってわたしはスポーツ苦手だからね……
強い人が同じチームにいてよかった。
優斗「バットとか色々一緒に持って行こ！」
「うん！」
優斗くんと道具を取りに行こうと走り出すと足元がふらついた。
あ、やばいかも……
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作者名：ｻﾘｰ。 | 作成日時：2019年12月24日 13時
