恋愛相談。 ページ45
norihiko side.
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『Aさん、お疲れ様です』
「おぉ、にーやん！お疲れ〜」
急にAさんから飲みに誘われて、戸惑いながらも指定された居酒屋さんに足を運んだ。
『今日はどうしたんですか？俺のこと急に飲みになんか誘って』
「、、いやぁ実はさ、にーやんに相談したいことがあって笑」
『、、何、ですか？』
もう既に生ビールを飲んでるAさんは、眉尻を下げて、少し困ったような笑顔を見せた。
「私、好きな人ができたんよ」
『え、、』
Aさんの口から発せられた、予想外の言葉。
好きな人が、できた？
「やっぱ驚いた？私ずっと彼氏欲しいとか言ってたもんな、そりゃ驚くよな急にこんなこと言われたら笑」
『いや、まぁ、はい、そうですね、、』
「私もさ、恋愛するんなんか久しぶりやからどうしようと思って笑
それで浮かんだんが、にーやんやったんよ」
『俺、ですか？』
「にーやん、恋愛相談受けるん得意やろ？」
『あぁ、、はい、そのことですか笑』
「やから、恋愛相談するんやったらやっぱにーやんかなぁと思って！笑
、、聞いて、くれる？」
『、、聞きますよ、そりゃあ』
「ほんまに？ありがとう、」
グラスに入った生ビールを飲み干して、2杯目を頼むAさんを見ながら、俺は混乱する頭を整理した。
まず、Aさんに好きな人ができた。
好きな人ができた、と。
その事実を噛み締める度、胸が苦しくなる。
そして、長らく恋愛をしていなかったAさんは、悩んだ末、俺に相談することを決めた。
久しぶりの恋愛で戸惑ってるAさんに、俺はアドバイスをせなあかん。
好きな人の恋愛を、後押ししなあかん。
「はぁ〜、やっぱビールは美味しいな〜！
、、あ、にーやんも何か頼む？まだ何も頼んでなかったな、ごめん笑」
『いえ笑 じゃあ俺もビールで、』
「わかった！すいません、生ビール1つください」
『、、その、好きな人って誰なんですか？』
「、、やっぱそこ、気になる？」
『そりゃそうでしょ笑
そこがわからんとアドバイスしようもないですし笑』
「えっと、ね。初めて人に言うんやけど笑」
こっち、と、Aさんが俺に手招きした。
俺は、Aさんの方に耳を近づける。
「、、実は私、青空ちゃんのこと、好きになっちゃった」
そう俺に囁いたAさんは、顔を赤くして笑った。
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ll(プロフ) - かざみどり様はじめまして、llと申します。設定、ストーリーなどすべてが素敵ですごくおもしろくて、あっという間に読み終わってしまいました。ぜひ続きも読ませていただきたいのですが、パスワードは、どこでお聞きしたら、よいでしょうか？ (2021年10月30日 11時) (
レス) id: 4d8400b2d0 (このIDを非表示/違反報告)
かざみどり(プロフ) - はべりさん» はべり様、初めまして！うわぁぁとても嬉しいです嬉しすぎますありがとうございます、、！更新頻度低くてすみませんこれからも頑張ります！本当にありがとうございます、、(´；ω；｀)◎ (2020年1月8日 15時) (レス) id: de1b6b0ed8 (このIDを非表示/違反報告)
はべり(プロフ) - かざみどり様はじめまして、はべりと申します。青空くんの作品は少ないなかで、素敵なストーリーで心動かされるこのお話は最近の楽しみの一つです。熊本弁のあまりのお上手さに感服です…！青空くんの台詞、どれも格好良くて。これからも応援しています。 (2020年1月5日 23時) (レス) id: 99d3bd3032 (このIDを非表示/違反報告)
かざみどり(プロフ) - みんみんさん» ひゃぁぁぁ、うれしすぎます(´；ω；｀)よろしければぜひこのまま読み続けていただきたいです〜、ありがとうございます！◎ (2019年9月20日 6時) (レス) id: de1b6b0ed8 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - 前回の櫻井さんの小説から読ませてもらってます！青空くんの長編小説読めるなんて嬉しいです！ (2019年9月20日 0時) (レス) id: 4870fecc32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かざみどり | 作成日時：2019年9月14日 11時
