酒飲み。 ページ38
sora side.
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「ある人は言いました」
『今度は何や笑』
「お酒は人生最大の娯楽であると」
『人それぞれやろ』
「というわけで私はハイボールを頼みます」
『、、おい、今何杯目や？』
「今、、ビール3杯と焼酎1杯半？やから計4杯半？」
『やめとけ、もうやめとけ笑』
「えぇぇ、何で？」
『体に悪いやろ』
「それでも私はお酒を飲みます。選ばれたのはハイボールでした」
『選ばれたのは綾鷹でした みたいに言うな笑』
「すみませーん！ハイボール1つ！」
『あぁもう、、頼みよった』
「誰にも私を止めることはできねぇよ、夜は長いからな」
そう言いながら、Aちゃんは半分残っとった焼酎を一気に飲み干した。
そして運ばれてくるハイボール。
「、、お酒って飲むん楽しいからやめられへんけどさ、私だって思うよ。こんなんやから彼氏できひんのやろなって」
グラスいっぱいに入ったハイボールを見つめて、
Aちゃんはそう呟いた。
「もっとさ、カシスオレンジしか飲めへんとかさ、
ほろよいでもう完全に酔っ払っちゃってほろよいどころじゃない子とかさ、どうせそういう子の方がモテるんやろ？このご時世。私に厳しいねぇこの世界は」
少し寂しそうな目をしながら、Aちゃんはハイボールを口にする。
『別に、酒が好きな男ば見つけたらええやねぇか』
「でもこの量は引くやろ」
『、、俺は別に、良いと思うけどな。Aちゃんのそういうとこ』
Aちゃんがハイボールを飲んでる姿を見ながら、そう言ってみた。
Aちゃんが、俺の目を見つめる。
「そう？ありがとう笑」
Aちゃんが、俺を見たまま微笑んだ。
その笑顔で、これまで何人の男を虜にしてきたんやろう。
じゃあ今日は思う存分飲んじゃうぞー！と意気込んだAちゃんは、その後続けて2杯のハイボールを頼み、合計3杯のハイボールを飲み終えた。
余計なことは言わん方が良かったかもしれん。
そんだけ飲んでも酔わんAちゃんを見て、俺は呟いた。
『やっぱり、Aちゃんはそのまんまが1番やな』
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ll(プロフ) - かざみどり様はじめまして、llと申します。設定、ストーリーなどすべてが素敵ですごくおもしろくて、あっという間に読み終わってしまいました。ぜひ続きも読ませていただきたいのですが、パスワードは、どこでお聞きしたら、よいでしょうか？ (2021年10月30日 11時) (
レス) id: 4d8400b2d0 (このIDを非表示/違反報告)
かざみどり(プロフ) - はべりさん» はべり様、初めまして！うわぁぁとても嬉しいです嬉しすぎますありがとうございます、、！更新頻度低くてすみませんこれからも頑張ります！本当にありがとうございます、、(´；ω；｀)◎ (2020年1月8日 15時) (レス) id: de1b6b0ed8 (このIDを非表示/違反報告)
はべり(プロフ) - かざみどり様はじめまして、はべりと申します。青空くんの作品は少ないなかで、素敵なストーリーで心動かされるこのお話は最近の楽しみの一つです。熊本弁のあまりのお上手さに感服です…！青空くんの台詞、どれも格好良くて。これからも応援しています。 (2020年1月5日 23時) (レス) id: 99d3bd3032 (このIDを非表示/違反報告)
かざみどり(プロフ) - みんみんさん» ひゃぁぁぁ、うれしすぎます(´；ω；｀)よろしければぜひこのまま読み続けていただきたいです〜、ありがとうございます！◎ (2019年9月20日 6時) (レス) id: de1b6b0ed8 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - 前回の櫻井さんの小説から読ませてもらってます！青空くんの長編小説読めるなんて嬉しいです！ (2019年9月20日 0時) (レス) id: 4870fecc32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かざみどり | 作成日時：2019年9月14日 11時
