2人。 ページ20
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『え！おるんや！？ちょ、誰？誰？私が知ってる人？？』
青「あーもうほんまうるせぇ笑やけん言いたくなかったんや笑」
『いや気になるやん笑
もう、、だって、、青空ちゃんやで？笑』
青「ぜっったい教えん笑」
『え〜！ヒント、ヒントだけお願いします！』
青「ヒントか、、ヒント、、」
青空ちゃんは、少し考え込んでから口を開いた。
青「芸人、を、やっとる人」
『え！そんなん絶対知ってる人やん！！ほんま誰なん気になるねんけど笑』
青「もうこれ以上は絶対言わん笑」
『青空ちゃんのケチ！』
青「それはまたちゃうやろうが笑」
『あはは笑』
青空ちゃんと私の笑い声が、大阪の夜空に吸い込まれていった。
大阪ってかなり都会なはずやのに、少し裏道を入ったら途端に静かになる。
まるで私と青空ちゃん以外 誰もおらんみたいで、少し寂しかった。
青「、、何か、、2人っきり、やな」
『そう、やな？笑』
青空ちゃんも私とおんなじことを思っとったんか、よく分からんけど何となく分かることを言ってきた。
青「、、なぁ、Aちゃん！」
青空ちゃんが、少し先を歩いて私の前に立つ。
『な、何？どうしたん？』
何かを決心したような顔で、青空ちゃんは私をじっと見た。
いつもの青空ちゃんとは少し違う、大人な表情やった。
青空ちゃんも大人になったなぁ、なんて呑気なことを考えとったら、青空ちゃんはカバンの中から何かの箱を取り出した。
青「これ、、」
『、、何、これ？』
青「Aちゃんに、似合うと思って。
お誕生日おめでとう。」
青空ちゃんがゆっくりと箱を開け、中身を私に見せる。
そこに入っとったんは、綺麗なネックレスやった。
街灯に照らされて、キラキラ輝いている。
『、、これ、青空ちゃんが選んだん？』
青「ま、まぁ、そうやけど、、好みに、合わんかったか？」
『いや、めっちゃ可愛いなぁって思って！』
私がそう言うと、青空ちゃんはみるみる笑顔になった。
青「ほんまか！？良かった、、気に入らんかったらどげんしようと思っとったけん笑」
『いやいや！めっちゃ気に入ったで、ありがとう！
めっっちゃ嬉しい！！』
青「喜んでくれて、俺も嬉しいわ」
『やっぱ青空ちゃん流石やわ、長く一緒におるだけあるな笑』
青「絶対Aちゃんに似合うと思ったんや、これ。」
『ほんま、めっちゃ可愛い、、これから毎日つけるわ！』
青「ありがとう、」
青空ちゃんは、嬉しそうに微笑んだ。
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ll(プロフ) - かざみどり様はじめまして、llと申します。設定、ストーリーなどすべてが素敵ですごくおもしろくて、あっという間に読み終わってしまいました。ぜひ続きも読ませていただきたいのですが、パスワードは、どこでお聞きしたら、よいでしょうか？ (2021年10月30日 11時) (
レス) id: 4d8400b2d0 (このIDを非表示/違反報告)
かざみどり(プロフ) - はべりさん» はべり様、初めまして！うわぁぁとても嬉しいです嬉しすぎますありがとうございます、、！更新頻度低くてすみませんこれからも頑張ります！本当にありがとうございます、、(´；ω；｀)◎ (2020年1月8日 15時) (レス) id: de1b6b0ed8 (このIDを非表示/違反報告)
はべり(プロフ) - かざみどり様はじめまして、はべりと申します。青空くんの作品は少ないなかで、素敵なストーリーで心動かされるこのお話は最近の楽しみの一つです。熊本弁のあまりのお上手さに感服です…！青空くんの台詞、どれも格好良くて。これからも応援しています。 (2020年1月5日 23時) (レス) id: 99d3bd3032 (このIDを非表示/違反報告)
かざみどり(プロフ) - みんみんさん» ひゃぁぁぁ、うれしすぎます(´；ω；｀)よろしければぜひこのまま読み続けていただきたいです〜、ありがとうございます！◎ (2019年9月20日 6時) (レス) id: de1b6b0ed8 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - 前回の櫻井さんの小説から読ませてもらってます！青空くんの長編小説読めるなんて嬉しいです！ (2019年9月20日 0時) (レス) id: 4870fecc32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かざみどり | 作成日時：2019年9月14日 11時
