まぁ双子っすからね Ⅱ ※完結済み (ページ5)

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ご注意ください。

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『なんで、』

「…すみません、お護りできなくて。」

ショッピくんから告げられたその話は私にとって信じられないものだった。

私がいなかった時に、前触れもなく隣国から攻撃され、我々国は戦力不足で数え切れないほどの死傷者を出した。
幹部の中でも安否不明の者がいる。
緊急で出動した兵士らはほとんど生きていないらしい。

だから、我々国の真反対にあたるこの森へ来た。今はその中にある小屋にいる。ここは良くゾムさんやシャオさんと来ていた。
…その2人は安否不明らしいが。

そして、私を攫った国と宣戦布告してきた国は別らしい。

『…生きていると分かってる人は？』

「グルさん、トントンさん、しんぺいさんとエーミールさん…あとオスマンさんとロボロさん、そして兄さんは無事です。」

『そっか…。』

戦闘要員じゃないもんな…。
じゃあ、でもショッピくんは生きてるやん。

『ショッピくんは大丈夫だったの？戦闘要員でしょ？』

「そうなんですけど…、コネシマ先輩に下がれって言われて…。っ、すみません…」

コネさん…
自分がどうなるか分かっとったんかな…、
ショッピくんを庇ったわけやろ…？

『…これじゃあ自分が馬鹿みたいじゃん…。攫われて…って、あれ？ひとらんも私と一緒にいたはず…』

「ひとらんさんは連れていかれてなかったですよ、けど、血まみれで倒れていて、そうしたらAさんが連れていかれたと仰ったので…」

かつて私は…グルさんにこう誓った。

＿この国を命懸けでお護りします。

…護れなかったら、意味ないじゃん。