溶けるようなキスを 【Kazunari】

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あれから、ふらふら帰ってきた大野くんを連れて帰って行った二宮くん。




一人、控室に戻って、鏡の前に座り込む。





見えたのは、真っ赤な私の顔。



原因は、二宮くん。





散々からかわれて、彼のＳな部分を存分に見た挙句、また頭をなでられた私。



大野くんにやられた時とはまた違う気持ち。






優子「・・・惚れたか(笑)」


「わっ！！びっくりした(笑)」





惚れたって誰に・・・？





優子「顔に書いてあるよ。恋しました。って(笑)」





思わず顔を両手で覆った。


て、これじゃ図星みたいじゃない・・・//






優子「でも先に惚れたのはあっちかもね(笑)」


「なにいってるの？」


優子「なんでもな〜い。」





でも・・・大野くんを思う気持ちとは何か違う感情が、自分の中にある気がする。









好き・・・









なんて、ありえない。





だって、相手はアイドルだよ？







.






しかも、嵐のニノだよ・・・。






.





ちがう、こんなの恋じゃない。









.









.








そう言い聞かせて、彼の香りを消し去るように自分の服に腕を通した。

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