溶けるようなキスを 【Kazunari】

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イエロー・フィーバーを出してから１時間。



せっかく仲良く話せるようになった大野くんが、お手洗いへ。




優子たちもほかのお客さんのところへ行ってしまった。









あまりにもじっと見られるから、思わず下を向いてグラスを拭く。






「あれ？(笑)」





面白そうに笑う二宮くん。



国民的アイドルに笑われちゃった・・・わたし。







「ねぇ？」



「はい・・・？//」



「そんなグラス拭いてたら割れちゃいますよ？(笑)」



「えっ・・・あ・・・」



「こっちみないし(笑)」







みれるわけないじゃない・・・//


目が合ったら恥ずかしくてたまんなくなっちゃう。







「Aちゃん、だっけ？俺より年下だよね？」



「・・・２９です。」



「へ〜っ、２４くらいかと思ってた。」



「そんなわかくないですよっ//」








と、おもわず上がった顔。




しまった・・・。と思った時には遅くて。






「やっと見てくれた(笑)」






テレビと同じ笑顔。


だけど、とっても優しい目をしててドキドキした。







「真っ赤ですよ、おねーさん？(笑)」



「からかわないでくださいっ///」



「ふふ(笑)」








って、鼻にかかった笑い方をしてカクテルに口をつける。




その横顔があまりにかっこよくて、思わず見惚れる。








「見すぎ。穴あいちゃう(笑)」



「あっ・・・///」



「見惚れちゃった？」









そうやって聞く彼はやっぱりＳだ。

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