溶けるようなキスを 【Kazunari】

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会いたかったよ・・・。





って、耳元で言うから、ドックンドックンって心臓がありえないくらい大きく動く。









「ね・・・俺ん家、くる？」




「えっ！？」




「明日も遅いの？」




「え、と・・・明日は・・・」









どうしよう・・・？



もう今週は休みなんだよね・・・。








言うべき・・・だよねぇ・・・。








「忙しいならいいのよ？(笑)もうこんな時間だし。帰りますか！」









あっさり会社を出ていこうとする、後ろ姿を追いかけて。






私よりも細いんじゃないかってくらいの腕を、掴んだ。






「ん？(笑)どうした？」





くいっ、て顔を覗き込まれて。









「私・・・今週はもうお休みなんですっ！！」



「あら(笑)ん・・・で？」









で・・・？って・・・。









「�牴兇鷁函鼻�行きますっ//」









・・・言っちゃった。



行きますって・・・言ったよ私！！！









バカじゃない！？


図々しすぎるでしょ！！！あ〜もうっ・・・









「ふふ(笑)やっぱり、おもしろい。うん、おいで(笑)」




「へっ、あ、いいんですか！？」




「も〜、どっち？(笑)行くって言ったんだから、ダメ。帰るとかなし。」








力強く腕を引かれて、やっぱり男の人なんだなって・・・思う。









「朝、隣に二宮サンがいてもびっくりしないでね。」




「えっ、えぇ！？ど、どういうことですか！？////」




「んふふ(笑)冗談(笑)」









・・・だめだぁ・・・。




完璧からかわれてるよね・・・。









「言っとくけど、からかって遊んでるだけなわけじゃないからね。俺も、オトコノコだから(笑)」




「あ、はい・・・。」




「ん、行くよ。」









この時間なのもあって、眠いのか、目がとろーんってなってるし、話し方もゆっくり。







だから、この時は、後から何が起こるかなんてなーんもわかってなかったんだ。

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