溶けるようなキスを 【Kazunari】

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今日も、いつもと同じポニーテール・・・。



に、しようと思ったけど、なんとなく変えてみようかなって思って、一つにまとめて横に流した。




ピンクのシュシュで、きゅっと髪を結んでカウンターに入る。





「あ、きた(笑)」



「遅くなりましたっ・・・」



「ねぇ、酒言葉とか・・・しってんの？」



「あ、はい。大体はわかりますよ？」



「じゃあ、いろいろ教えて？(笑)」







・・・だれか女の人に使うとか？



って、また意味の分かんないことを考えてる私。





私には関係のないことなのに。




「どんなのがいいですか？」



そういって、私が取り出したのはお酒の名前がずらりと書いてある紙。





「うわ・・・いっぱいあるね。・・・これは？」




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「これは・・・�牘震燭僚于颪ぁ鼻�」



「へぇ・・・これは？」








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「�狄兇蠍�いてほしい”自分のことを見てほしい、かな。」



「じゃあ・・・これ。」







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「ぇっと・・・�狄ш瑤擦摸�”。」



「ふふ(笑)恋のことばっか。」







本当に・・・わかってて選んでるわけじゃないんだよね・・・？






「ふふ、じゃあこれは？」






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「・・・�狆霰�的な恋”。」



「やっぱり恋なのね(笑)」



「知ってて選んでません？(笑)」



「知らないよ(笑)こういうの全然分かんないから(笑)」







って、いいながら選んだのは。



�爛離奪�アウト”




「・・・悩殺。されちゃったみたい。」



「え・・・？」








意味を分かってて、これを選んだの？


どうして・・・？







「意味、分かるよね？」



「・・・わ、かりません。」






じっと、真剣な目で見られるから、思わずそらした。





その目を見てたら、すべてを見抜かれそうで・・・






吸い込まれてしまいそうで・・・








あなたを本気で好きになってしまいそうで・・・。







.







ちょうどなった自分のケータイ。



その目から逃げるように、カウンターを出た。






電話の相手は、藍井さん。







今から行くね。





その一言で切れた電話。






.




戻らなきゃだよね・・・。




そっと、静かにカウンターに戻れば、そこに彼の姿はなくなっていて。







「あれ・・・？」



優子「大丈夫よ(笑)個室に入っただけ。」







私を見ないため・・・？





嫌われちゃったのかな。

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