溶けるようなキスを 【Kazunari】

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〜Ｎside〜



カランコロン――



最近来るようになった、バー。





大野さんがいなくても、一人で来るようになった俺。



優子ちゃんと、直己とも仲良くなれて、よかったんだけど・・・。







「今日も来てないんすか・・・」


優子「ごめん、今日もデザイナーの仕事なの(笑)」







そう、彼女の本業はデザイナー。



忙しくてずっと店には来てないらしい。







って、こんながっかりしてるとか・・・俺らしくないし。






直己「�爛好�リュー・ドライバ−”・・・なんてどうだ？」





スクリュー・ドライバ―・・・？






「何か意味あんの？(笑)」


直己「あぁ。酒言葉は・・・�牋賁楾�れ”」






一目惚れ・・・ねぇ・・・。








「誰が誰に(笑)」



直己「マジで言ってんの(笑)」



「ふふ(笑)」






認めたくないわけじゃないけど・・・



まだ、ねぇ・・・？




そこまで彼女のことを知らないし・・・ね。






「連絡先も知らねぇ・・・」



直己「まじ？」



「まじ(笑)」





この前聞きそびれたし・・・(笑)






「いつ、くるんすかねぇ・・・」



優子「ん〜・・・」






わかんないよな・・・(笑)







直己「連絡してやるか？」



「いや。いい・・・忙しいならしょうがないし。」



直己「やっさしいねぇ(笑)」



「うるせぇよ(笑)」









会いたいけど・・・



彼氏でもないのに？






連絡してどうする・・・？






彼女は俺のことをどう思ってるかもわからないのに。





優子「あっ・・・」



「ん？」



優子「明日・・・会社の先輩と来るそうですよ。」






いつの間に連絡してたのよ(笑)



仕事しなさいよ・・・(笑)







「そ〜すかぁ・・・」


優子「明日は忙しいの？」








つか、優子ちゃんため口なのね(笑)







「いんや？珍しくオフっすね(笑)」



優子「あらぁ(笑)明日、あの子も休みよ(笑)」








・・・マジですか。







「でも先輩とくるんでしょ？」



優子「アオイさん・・・かぁ。」



「アオイ・・・？」



優子「イケメン上司(笑)酒で口説かれたりしちゃってね？A・・・お酒の知識はすごいのよ？だから、きっと酒言葉も知ってるはずよ(笑)」









イケメン・・・ね。



口説くって・・・。






あっちがその気ならこっちも受けて立ちますよ(笑)






なんて、相手がどんな奴かも知らねぇけど(笑)

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