溶けるようなキスを 【Kazunari】

プロローグ ページ1

カランコロン









あるＢＡＲの扉が心地よい音を立てて開かれる。







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そこで見た私の憧れの人・・・






私の大好きな人・・・






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緊張で震える手をおさえて、そっとそばの椅子に促した。









ふんわり笑う彼と、少し耳の赤い彼。









仲良さそうに並んだ二人は、じっと私を見つめた。







キョロキョロと目を泳がせる私を見て、隣に立つ友達が笑う。







緊張しないわけがない。








だって、大好きな人が目の前にいるんだから。







それは恋心なんかじゃなくて、いわゆる�爛侫．鵝匹箸いξ�場での憧れの気持ち。









そして、このときはまだなかったドキドキする気持ち。









好きになるまで・・・









あなたに好きを伝えられるまで・・・・








今は何も知らないまま、時は過ぎていく。









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そして二人は、今日もここへやってくる。

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