検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:804 hit

11 ページ11

『か・・・った・・・』

刀は血だらけだった。
勝ったけど殺してはいない、


ー『もう、殺し屋として活動するな』ー

と言ったのだ。

ー「はいぃぃぃ!!」ー

言うことを聞いてくれた。

私は相手の唇、手の甲の皮を切った。
それに比べて相手、橘組は8人で私の腕の関節両方、それと足の関節左側と足、右側の方。
あと顔面すれすれのところに2箇所と、んー沢山やられたからわかんないや。


『大丈夫でしたか?お怪我はございませんか?』

私はそう、引きこもり隊の皆を見つめ、ニコっと笑いながら言った。
帰ってきた言葉は私にとっては意外だった。


白髪の人「どうして自分のことを雑に扱うんですか!!それだったら・・・それだったら・・・!」
『?』
青髪の人「お前、殺し屋だからって沢山傷ついて良いものじゃないぞ」
『?』
茶髪の人「そうだよ!死んだら元も子もないですよ!!」
『元も子もなくなってもいいですよ、きっと自分はいずれいらなくなる存在ですから』
黄髪の人「いなくなっていいっちゅう人なんてこの世にはいませんよ」
『そんなことはないですよ』
赤髪の人「一生傷治らんくなんよ!その跡!」
『急に人と違うこと・・・まあそうだね』
紫髪の人「本当にそれでええんですか?」
『うん、人を守れたら、どれだけ深い傷ができてもなんとも無いよ、』
緑髪の人「それは良いことだけど、自分のことも気にかけろよ」
『そんなことまで目で追えないよ』
黄髪赤メッシュ「追えるまでが本当の人間やな」
『・・・本当の人間になれなくてもいいです』
白髪の人「そんなこと、言わないでくださいよ」
『さ、帰りましょう。他の殺し屋が来てしまいます』
白髪の人「はい、また背を貸しますよ」
『血、付きますよ』

今はたくさん出ている。
これでは私を触ったものは赤まみれになってしまう。


白髪の人「大丈夫ですよ」
『・・・』

そういえば刀、刀どこだろう・・・?

『刀・・・』
白髪の人「!刀なら・・・」
青髪の人「俺が持ってる」
『・・・』

優しく持ってくれている・・・
この人達は・・・やさしいな・・・
この温もりは・・・何というのだろう・・・?


_______ポロッ


『・・・ポロッ・・・っ・・・』

泣いていた・・・

白髪の人「大丈夫ですよ・・・安心してください」
『っ・・・・フッ・・・』
青髪の人「よしよし、安心しろ」
『早く・・・行きましょう』
白髪の人「はい!!」




そうして、引きこもり隊のみなは、私の家に行くのだった。

12+設定→←10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 6.3/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , 殺し屋
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:奏唄(仮) | 作成日時:2021年11月9日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。