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BREEEEZ GIRL feat:Syota-Y ページ32

Aは、夏の風のようだと思う。


明るくて、屈託がなくて、


風のようで、いつでも俺の手からすり抜けて

どこかに行ってまいそう。



女の子の、最高傑作 って言うてもええと思うねん。



「章ちゃんっ、」

なんて綺麗な声で僕のことを呼んで。

その度に、Aには追いつけそうにないな、って思う。


ぎゅう、とちょっと抱きしめただけで、顔を真っ赤にして。


それでも拒否しないAが、いつもかわええなぁって。



それをAに伝えたら、Aは顔を真っ赤にして。

「照れる...」なんて言って顔を隠してもうて。

でも、Aは「春がいちばん好き」だと言った。


「だって、

...章ちゃんとずっとぎゅーってできるから...」


は、


「でもね、章ちゃんとだったら、

夏にお互いぺたぺたしながらぎゅーってするのも

いいなぁ、って思うの」


なんなん、その理由...


Aは、ときどき無自覚で俺を煽ってくるから困る。



でも、Aに追いつきたくて、

必死で空を見上げて背伸びしてる俺を

一緒に連れてって、巻き込んでくれてるような気がして、

まったく嫌やなくて。



Aを抱きしめながら、涼しい風を感じる。


もうすぐ夏が来るなぁ、なんて考えて。


お互いぺたぺたしながらぎゅぅってせな、なんて考えた。






夏。俺の部屋にはじめて、Aを呼んだ。


「ちょ、章ちゃ...」

Aをこっちに抱き寄せて、

お互いの夏服から伸びる腕が

ぺたぺたとはりつく感じがする。


「ええの、」


これでもええって言うたの、Aやろ?


黙って、って意味を込めたつもりで押し付けた唇。


甘い、味とともに。


「ん、は...」


Aの甘い、声がした。







Fin.

お好み焼き feat:Syota-Y→←重いお返し。feat:Ryuhei-M



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そるとさうんど(プロフ) - すごく面白かったです!更新楽しみにしてます。 (2016年1月21日 19時) (レス) id: 18cc1db912 (このIDを非表示/違反報告)
淋兎(プロフ) - ∞キュウソまぐまぐ∞さん» コメントありがとうございます!わわわ、嬉しいです...!キュウソネコカミさんの曲はまだ聴いたことがないのですが、今度聴いてみたいと思います! (2015年10月13日 23時) (レス) id: c6cb689a5e (このIDを非表示/違反報告)
∞キュウソまぐまぐ∞ - 私もエイトとKANA-BOONとキュウソがすきです! (2015年10月13日 23時) (レス) id: 0fe8342ca0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琳兎 | 作成日時:2015年9月9日 18時

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