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Aが居らんくなってから、

学校へ行くようにした。


曲も浮かばんし、やることがなかってん。


卒業して、どうしても音楽への夢を諦めきれない俺は、

路上ライブをすることにした。


高3の頃出会った、安田っちゅう奴も一緒に。



今日も、路上ライブを開いて。


お客は、そこそこ来てくれる。


もうほぼ、常連の人も。


俺のうたに、ヤスがギターで色をつけていく。



ヤスと次のライブのこと話しながら

帰る支度をしとると誰かが、後ろから俺の名前を呼んだ。


「すばる」


懐かしい、声。


俺が、好きな。


振り返ると、Aが居って。


柄にもなく泣きそうになった。


気を利かせたのか、あのお人好しはもう帰っとった。


走ってAのとこまで行って、ぎゅ、て。


あの時触れたくて堪らなかった感覚。


「...ね、すばる」


「なん?」


「もう一回、やり直そうよ、

...あたしと、すばるで」


俺に抱き締められたまんま、Aはそう言った。


「...そういうんも、アリかもなぁ」


「でしょう?」


「...もう一回、始めようや、」




今度は、素直に。



君に、Aに、


まっすぐに好きやって伝えなあかんから。






Fin.

恋する感覚 feat:Yuu-Y→←・・



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そるとさうんど(プロフ) - すごく面白かったです!更新楽しみにしてます。 (2016年1月21日 19時) (レス) id: 18cc1db912 (このIDを非表示/違反報告)
淋兎(プロフ) - ∞キュウソまぐまぐ∞さん» コメントありがとうございます!わわわ、嬉しいです...!キュウソネコカミさんの曲はまだ聴いたことがないのですが、今度聴いてみたいと思います! (2015年10月13日 23時) (レス) id: c6cb689a5e (このIDを非表示/違反報告)
∞キュウソまぐまぐ∞ - 私もエイトとKANA-BOONとキュウソがすきです! (2015年10月13日 23時) (レス) id: 0fe8342ca0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琳兎 | 作成日時:2015年9月9日 18時

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