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｢おはよ〜｣
｢んぉ、Aか、おはようさん｣
朝一番に、驚いたような村上に伝える。
｢村上、放課後、話しあるから空けといて｣
｢ん？おん...｣
くりっくりのたれ目の目尻をさらに下げて不思議がってる。
いつもに増して表情が忙しいな村上よ。
そんなこと考えながらも、自分の心臓が異常な動きをしてるのに気付いた。
ドクドク、バクバク、
家から学校まで全力疾走しても
ここまでは心臓動かないんじゃないかな。
耳が熱いよ。
村上には絶対に見えないように、髪で隠して。
登校で冷たくなってる自分の手を当てた。
バクバクは治まったけど。
時間が経つにつれて高まっていく緊張感はなんなんでしょう。
今までロクに恋愛してこなかった
レンアイ初心者な私にはなんにももわからない。
きーんこーん、って最後の授業の終わるチャイムが鳴って。
いよいよ放課後だ。
あぁ、今日は村上と全然話さなかったなぁ、なんて思う。
夕日の差し込む教室に、ふたりきり。
なんてロマンチックなシチュエーションなんだろうって思うけど、
私の心は穏やかなんてもんじゃない。
｢A、話ってなに？｣
最初に口を開いたのは村上だった。
なにしてんだよ私。
｢あの、ね、｣
｢なんなん、居眠りしてるときに先生に当てられた時みたいやで、｣
からからと笑う村上がなんだか眩しい。
｢私ね、村上がすきなのっ、｣
｢...へ？｣
やっぱり村上は表情が忙しいなぁ。
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そるとさうんど(プロフ) - すごく面白かったです！更新楽しみにしてます。 (2016年1月21日 19時) (
レス) id: 18cc1db912 (このIDを非表示/違反報告)
淋兎(プロフ) - ∞キュウソまぐまぐ∞さん» コメントありがとうございます！わわわ、嬉しいです...！キュウソネコカミさんの曲はまだ聴いたことがないのですが、今度聴いてみたいと思います！ (2015年10月13日 23時) (レス) id: c6cb689a5e (このIDを非表示/違反報告)
∞キュウソまぐまぐ∞ - 私もエイトとKANA-BOONとキュウソがすきです！ (2015年10月13日 23時) (レス) id: 0fe8342ca0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳兎 | 作成日時：2015年9月9日 18時
