猫アレルギーの私が転生して猫になった【名探偵コナン】

最強のアンラッキー ページ3

この日の私はすこぶる機嫌が良かった

なにしろここのところ私のたてた企画がバンバン通っていて
給料は上がるわ有給もらうわで絶好調だったわけで

だから仕事の帰り道いつものバーで思う存分飲みまくり
もう幸せすぎてこのまま天国に直行しちゃうんじゃね？というノリだった


私は基本電車通勤だけれども何度も言うけれど今日はテンションも気分も期限共に上々
と言うわけで私はいつもなら100%しないであろうタクシーで帰ることにした

……まあ、今思えばこの選択が間違いだった







「すいません○○までお願いします」


「はいよー」






気前の良さそうな運転手のおっちゃん
たまにはこんな日もいいかもな、なんて思いながらシートに身を沈め
そしてゆっくりと眠りについた
明日はまた企画発表だなんて考えながら







面倒なので結論から言おう



私に明日が来ることはなかった




簡単に言えば自動車事故に巻き込まれたのだ
本当に簡単に言うと

十字路のところで信号を無視した乗用車が激突
私はそのまま呆気なく死んでしまった
……寝ている間に
そうはいっても一瞬意識は戻ったんだけれども
それでも苦しまずに死ねたという点では私はラッキーだったのかもしれない
どっちにしたって死んだということには変わりないけど



こうして瑞原Aの27年間の生涯が幕を閉じた




.

ん？→←設定1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す