【ギャグトリップ】おい、お前ら口閉じろ下さい。【名探偵コナン】

番外編 ページ39

名探偵の工藤くんが紡いだトリックは誰も解決できねーんじゃねーのと思った結果出来た番外編なので本編と何も関係ありません

＿＿＿＿＿＿＿＿






「目黒警部！」


「遅くなったな
それで、被害者の身元は」


「被害者はこの近くに住む菅谷A
薬局で働いている薬剤師です」


「死因は」


「まだ検証中ですが
恐らく、何者かに刺 殺されたのかと……」






路地裏で起こったとある殺人事件

この殺人事件を解くはずの人物達は揃って口を閉ざした
何故なら彼らの導きだした答えが余りにも信じがたかったのだ





「……ボウヤ、これは一体どういうことだ」


「新一くん君は一体」






容疑をかけられたのはかつて世界中にまで名を馳せ多くの人から信頼されてきた名探偵の彼

しかし彼は一切のことに口を閉ざし探偵であることを辞めた
その代わり彼が残したのは誰も解くことのできないトリック






「工藤くん、お久しぶりですね
キッドが出たとき以来でしょうか
覚えていらっしゃいますか？白馬探です」







彼を訪ねに来る人は後を断たない
ある日訪ねに来たのはとある探偵だった

警備員が一人扉の前で見張りをしている中
彼は口を開いた







「なぜあなたは容疑を晴らそうとする人の言葉をすべて
否定するのですか」







僕には君が犯人になりたいといっているようにしか見えない

そう奥歯を噛み締めた彼もまた探偵であるこの容疑をかけられた男をかつては信頼していたのだ







「僕はAさんのことをよく知っています
それはあなたも同じ

だからあなたは犯人になろうとしているんじゃありませんか」


「あなたは



彼女の自 殺を隠蔽しようとしているのではありませんか……!?」






ガラスを隔てた彼に詰め寄る探偵は必死だった
それに対して無表情だった元探偵は






「流石だよ白馬」





ゆっくりと口を開いた
そして広角を上げ楽しそうに嘲笑う






「案外、2つ目の真実にたどり着くのは君かもしれないな」


「2つ目？」


「あぁそうだ

なぁ？そこにいるんだろキッド
俺は、お前だと思っていたよ」






警備員の方に視線を向けそう言葉を投げ掛け
また白馬の方に視線を戻す






「2つ目の真実？
ふざけるな！

真実はいつも１つ、これが貴方の信念でしょう」


「その俺が紡いだトリックだぜ？
右が左で左が右、上が下で下が上……そう勘繰らせる事など容易いのさ

なぁ、二人とも」








「真実はいくつあると思う？」








.

31→←＿＿＿

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す