Happy wedding 降谷 ページ19
「あ、もう着替え終わったの？はやいね」
待合室に急いで向かうとドレスで身動きがとれなくなっているAと
「なんでお前がいるんだ赤井ィィィ！」
赤井の姿
相も変わらず俺の神経を逆撫でするような行動しかしないこの男は今回も例外ではなさそうだ
「安室くんが遅かったんだろう
それにAは俺の姪だからな
俺がこの場にいても不思議ではない」
「秀……零を煽るのもその辺にして……」
ひきつった笑顔でそう言ったAに赤井は少し芝居がかった動作で方をすくる
「すまない、少しからかってみたくなってな
二人とも結婚おめでとう
だが俺はどうやら邪魔らしい……花婿が式を始める前から嫉妬とは見苦しいからな」
そして爆弾を残して去っていった
結婚を祝う気があるならもう少しましな行動をとってくれ
「はぁ……、A」
「え、あ、なに？」
「なんで俺より先にアイツにウェディング姿を見せるんだ……」
「零、そういうの気にするんだ」
「当たり前だろ」
そっかー！
と嬉しそうに笑いながら言うA
「……本当によかった」
「どうしたのいきなり」
「公安でお前を狙ってる男は多かったからな
負けるつもりは毛頭なかったが
本当に手に入れられるとは思わなかったんだ」
「なら、良いじゃん
手に入れられたんだし」
ふわりと微笑み俺に手を広げる
「少し早いけど……
誓いのキス、しない？」
「ったく、大胆になったな」
「誰かさんのお陰さまでね」
口紅が取れないようそっと唇を会わせた
.
青嵐さんからのリクエスト
ありがとうございました
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