Happy wedding 白馬 ページ14
いつもいつも喧嘩して
そのたびにまわりに痴話喧嘩とかさっさと結婚しろとか言われて
じゃあ結婚しようか、なんて流れになって
そう、ここまでとんとん拍子
だから少し不安を感じていたりして
でもだからって探には言わない
重いとか言われたら嫌だし何より恥ずかしい
「探」
「なに?」
「もうすぐ式、始まるね」
「そう、だね」
探は私以外の人だと敬語なのに私には砕けた言葉で話す
これは無自覚だと言うことを知り嬉しすぎて発狂しそうになったのは記憶に新しい
「ね、ぇ」
「なに?」
「探は」
そこまで言って口をつぐんだ
言うか言わないか
頭のなかで葛藤が始まる
「探はっ、私のこと」
その続きは言えなかった
いや、止められたと言う方が正しいか
「愛してる」
顔面どアップ
少し顔を赤くした探が視界にうつる
「恥ずかしいから言わせないでもらえる?」
そんな言葉なんて聞こえないふりをして
もう一回とねだったら頭を軽くたたかれた
「私も」
あぁ、私は幸せだ
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