七日目 ページ7
炭治郎side
『確かこの先に台所があって、その先に梯子があったよ』
Aはそう言うと、奥の方にある扉を指さす。
炭治郎「その梯子を登れば駅に出るのか・・・?」
『よくわかんないけど・・・多分?』
炭治郎「まあ取り敢えず、進んでみよう」
『うん。』
扉に向かって歩くと、Aも着いてくる。
Aの言う通り、台所を抜けた先には扉があった。
扉をガラリ、と開ける。
そこには梯子があって、上からは光が漏れていた。
炭治郎「俺が安全かどうか確認してくる。Aは此処で待っててくれないか?梯子をあがった先にまた襲ってくる奴がいたら、俺を置いて逃げろ。」
『・・・でも、それじゃあ炭治郎が・・・』
炭治郎「大丈夫だ!それじゃあ行ってくるな!」
『・・・わかった。気をつけてね』
炭治郎「ああ!」
不安げなAに返事を返し、梯子を登る。登った先は駅に繋がっていた。
炭治郎「大丈夫そうだぞ、A!」
『ん、今上がる』
少しして、Aが上がってきた
炭治郎「よし・・・先に進もう・・・・・・あ、でも切符を買わないと行けないのか・・・」
でも、買うところがない。人もいないし買いようがないだろう。
炭治郎「車掌さんには申し訳ないが、このまま乗ってしまおうか・・・」
『乗り場って多分あっちだよね。行こう・・・』
炭治郎「ああ。」
.
.
.
炭治郎「ここが乗り場か・・・?・・・列車が来るまでここで待つか」
『ねえ、炭治郎・・・あそこに子供がいる・・・』
Aが指さす先には、線路をじっとみつめている子供がいた。
炭治郎「・・・迷子か・・・?」
少し迷ったが、結局話しかけてみる事にした。
炭治郎「君、どうかしたの?」
子供「・・・お母さんのやつ、取れないの・・・・・・」
『お母さんのやつ・・・もしかして、あれ?』
Aが線路に落ちている光ったものを指さす。
子供「それ!お母さんの!」
炭治郎「うーん・・・俺が飛び降りれば取れそうだが・・・」
『待って、炭治郎。そこの張り紙・・・』
炭治郎「え?・・・・・・・・・線路には凶悪な守り神がいます。決して線路には入らないでください。・・・?」
『だから、入るのはダメだと思う。』
炭治郎「じゃあ何で取ればいいんだ・・・?」
『何か長い棒があればギリギリ・・・』
炭治郎「よし、探してみよう!」
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吉吉 - 面白い!更新頑張ってください! (2020年8月28日 18時) (レス) id: 0e56321508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秒で消えたママ | 作成日時:2020年8月15日 18時