●僕が僕じゃないみたいだ*＃13 ページ43
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京本「好きな人と離れたくないのは当然でしょ？」
『………まあ、』
京本「……我儘だって分かってるし、Aを困らせてるのも自覚してる。けどね、ここで俺が折れたら一生会えない気がしたから」
『……大袈裟』
京本「かもね(笑)……でも、それくらい必死なの」
Aが大好きだから、なんて言葉、恥ずかしくないのかな。言われてる私が一番恥ずかしいのに、当の本人は優しく、それでいて甘く微笑んでいる。
好きな人と離れたくない、か……。確かにそうかも。
私はどうしたいんだろう。
そりゃ、ずっと一緒にいたい。まだ高校生だけど、そう思うくらい彼はとても大きな存在だ。
でもそう思う反面、ファンの子たちに対しての罪悪感もある。
この二つの感情がぶつかり合って、すごく怖い。
京本「ごめんね、困らせて」
『いや、私もだから……』
京本「……俺はね、気持ちを伝えられて良かったって思ってるよ。ほら、俺たちこういう仕事してるから恋愛はご法度！って感じでしょ？」
『……うん』
京本「でもさ、ファンの子たちを幸せにするにはまず自分が幸せにならないと」
「Aはどうしたい？」って言葉をかけてくれる。それはジャニーズを辞めることに対して？それとも、今の告白のこと？
どっちでも、私の気持ちはずっと前から変わらない。
『私だって、辞めたくない…！きょもとずっと一緒にいたいよ！………でも、こんな気持ちじゃ皆に申し訳ないって思ったから……』
京本「……うん」
『嘘ついてごめん。向いてないから辞めるなんて嘘。……本当はね、きょもが好きなの。好きすぎて辛い』
デビューすらしてないのに、恋愛なんて有り得ない。
それでも、きょもは私に気持ちを伝えてくれたから。私も、それに応えたい、そう思った。
京本「俺の幸せは、Aと一緒にいることだから」
『………っ』
京本「……俺と、付き合ってくれますか」
まさか、こんなことになるなんて思わなかった。
引き止められるんだろうなって、それだけしか軽く考えていなかったから余計に気持ちの整理がつかない。
でも、自分を嫌ってしまうような我慢は必要ないと思う。
『…………はいっ！』
私も、あなたといられるなら、幸せだから。
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ティー(プロフ) - 紺さん» くあ〜〜！！嬉しいですッ！！！！しかも最初から読み返して下さったとは......有難いです(；；)次章も頑張ります！ありがとうございます。 (2021年5月6日 21時) (
レス) id: 044bba1da0 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - つい最近一番最初から読み返したばっかりだったから、伏線回収されてるのちゃんとわかりました！！次の章も楽しみにしてます〜！ (2021年5月6日 14時) (レス) id: 3408c8acc6 (このIDを非表示/違反報告)
ティー(プロフ) - maru05032さん» またコメントありがとうございます！無事合格できて良かったです(；；)時間ある時に書いて、更新していきますね。これからもよろしくお願いします。 (2021年4月23日 14時) (レス) id: 044bba1da0 (このIDを非表示/違反報告)
ティー(プロフ) - すーさん» お待たせしてしまってすみません(；；)今頭の中京本くんだらけなので(笑)更新頑張ります！ (2021年4月23日 14時) (レス) id: 044bba1da0 (このIDを非表示/違反報告)
ティー(プロフ) - ひなたさん» ひなた様お久しぶりです。また書けるようになったので更新していきます！お待たせしてしまってすみません(_ _) (2021年4月23日 14時) (レス) id: 044bba1da0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティー
| 作成日時：2020年5月15日 9時
