●僕が僕じゃないみたいだ*＃4 ページ34
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レッスン室に入ると、一気に増えるみんなの視線。
隣のきょもは興味なさそうに準備をしている。
この中で一番大人なんじゃね、と思ったり。
京本「……あれ、靴替えた？」
『え？…あー、これ前使ってたやつ』
京本「……そうなんだ」
やっべ、見つかった。私の靴なんて知らないと思っていたのに、まさか気づくなんて。
何か考えるように首を捻るきょもに、今度は私が不思議に思う。
………バレるわけ、ないよね。隠されたって。
✦
レッスンが終わり、帰る時間。
私にとってあまりいい空気ではないレッスン室にはいたくないので、さっさと荷物をまとめて出て行った。
…………そういえば、きょもは急いでどこかに行ったみたいだけど、予定でもあったのかな。
『(……って、何考えてんだ)』
一緒に帰りたかったな、と柄にもないことを考えてみたりするのは、相手がきょもだからだろうか。
……いやいやいや、どうでもいいそんな事。それより、喉乾いたから自販機で何か買おっと。
水筒の水きらしてるの忘れてたわ、と今更ながら気づく。すぐ近くの自販機まで歩くと、誰かの声が聞こえてきた。
「あいつ、男みたいな顔してるくせに女って笑うよな」
「わかる。女は来んなってな(笑)」
「ダンスとかクソ下手だし」
「せめてもっとかわいかったらいいのにな！(笑)」
「それ(笑)」
でた、私の悪口。クソ下手とか、初めてなんだから出来るわけねえだろ。だから今必死になって練習してんのに。
つーか、もっとかわいかったらって何だよ。かわいければなんでもいいのかよ。
お前らも人のこと言えんのか。便所の鏡見てから出直してこい、などなど……余程腹が立っているのか人様には聞かせられないような言葉が心の中でずらーっと流れる。
こんなんじゃ、私も結局あいつらと一緒か。
『…………………うざ、』
あいつらにも、自分にも。
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ティー(プロフ) - 紺さん» くあ〜〜！！嬉しいですッ！！！！しかも最初から読み返して下さったとは......有難いです(；；)次章も頑張ります！ありがとうございます。 (2021年5月6日 21時) (
レス) id: 044bba1da0 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - つい最近一番最初から読み返したばっかりだったから、伏線回収されてるのちゃんとわかりました！！次の章も楽しみにしてます〜！ (2021年5月6日 14時) (レス) id: 3408c8acc6 (このIDを非表示/違反報告)
ティー(プロフ) - maru05032さん» またコメントありがとうございます！無事合格できて良かったです(；；)時間ある時に書いて、更新していきますね。これからもよろしくお願いします。 (2021年4月23日 14時) (レス) id: 044bba1da0 (このIDを非表示/違反報告)
ティー(プロフ) - すーさん» お待たせしてしまってすみません(；；)今頭の中京本くんだらけなので(笑)更新頑張ります！ (2021年4月23日 14時) (レス) id: 044bba1da0 (このIDを非表示/違反報告)
ティー(プロフ) - ひなたさん» ひなた様お久しぶりです。また書けるようになったので更新していきます！お待たせしてしまってすみません(_ _) (2021年4月23日 14時) (レス) id: 044bba1da0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティー
| 作成日時：2020年5月15日 9時
