甘い彼氏【国見英】

▽ハチミツ ページ30

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ハチミツをかけるホットケーキは格別だ。
バターでも美味しいが、ハチミツはより甘い。

他に、プリンやゼリーにもハチミツを使ったりするらしい。



｢......それで、ハチミツを使ったチョコですか｣

『美味しいよ？』


｢んー｣と少し不満そうな国見ちゃん。
やっぱ塩キャラメルじゃなきゃダメなのか...。


『ハチミツも甘くていいと思うけどなぁ』

｢Aさんが言うなら...｣


渋々口にしてくれる国見ちゃん。やっぱり優しい、そして可愛い。


｢なかなか美味しいです｣

『でしょ〜？』


口にあったようで何よりだ。

はあ〜今日も国見ちゃんが可愛い、天使。



｢あ、でも｣

『んー？』


＿＿＿＿Aさんと一緒に食べたらもっと美味しいかも


『は？』

｢そうと決まれば早速やりましょう｣

『いやいやいやいや』


何だ何だ何だコレ。


Aさんと一緒に食べたらもっと美味しいかも？


ゴメン、ナニイッテルカワカラナイ


『国見ちゃん？一旦冷静になろ？ね？』

｢俺はいたって冷静です
逃げないでくださいね？｣

『ぎゃっ』


頭をグッと引かれて腰に手を回される。
チョコを一個口に入れ、そのままキスをしてくる。


『んぁっ...』

｢んっ...｣


クチュっと厭らしい音が耳を占領する。
何もかもが蕩けそうなくらい甘い、甘すぎる。


『や、やめっ』

｢一個じゃ足りないんですけど｣


あぁ、ダメだ





＿＿＿もう彼を止められない





そう思ったら、もう諦めるしかないのだ

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