▽狸寝入り ページ27
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＿＿＿今、何時だ？
ふと目を覚めたら、ベッドの上にいた。
いつの間にか寝てしまったようだ。
......6時か。そういえば、ここ国見ちゃんの家だ。
＿＿ガチャ
扉が開く音と共に、国見ちゃんが部屋に入ってきた。
｢Aさん、起きました？｣
つい反射で、寝た振りをしてしまった。
｢Aさん？｣
＿＿ｷﾞｼｯ
ベッドの軋む音が聞こえ、体にのしかかる重み。嘘だろ、おい。
｢起きてますよね？｣
肩がびくりと跳ねた。
彼にはお見通しなのだろう。楽しそうに笑っている。
その後も、耳にふぅっと息を吹きかけてくる。バレたらやばい、そう思い耐え続けた。
｢あれ、ホントに寝てるんですか？
じゃあ、なにしてもいいって事か｣
『なんでそうなる？！』
｢やっぱり起きてた｣
......あ。
逃げようと思っても｢ちょ、離れないでください｣と、腕を引かれ抱きしめられた。
頭を引き寄せられて、柔く耳朶を噛まれる。
完全に油断していたため、声が抑えられなかった。
『んやぁ...っ』
｢ふふっ、本当に耳、弱いですね｣
＿＿こなままじゃ食われる
ありったけの力を出して胸を押し返しても、ビクともしない。
『ちょ、はな...れて...』
彼は目をギラつかせて、
｢狸寝入りしてた罰です。
黙って俺に好き勝手されてて下さい｣
そう言った。
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ティー(プロフ) - KASYUUKIYOMITUさん» ありがとうございます！最近スランプ気味なので頑張ります(*^^)v (2018年8月17日 18時) (
レス) id: 044bba1da0 (このIDを非表示/違反報告)
KASYUUKIYOMITU(プロフ) - やばい…この小説神ですか…国見かっこよすぎる！これからも頑張ってください^^* (2018年8月17日 18時) (レス) id: f1fed586ff (このIDを非表示/違反報告)
ティー(プロフ) - ショウキチさん» ありがとうございます！！！がんばります！ (2018年8月1日 16時) (レス) id: 044bba1da0 (このIDを非表示/違反報告)
ショウキチ(プロフ) - 国見ちゃん可愛すぎて死にそう……！更新楽しみにしてます！ (2018年8月1日 16時) (レス) id: 1461db6dde (このIDを非表示/違反報告)
ティー(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます！！！がんばります！！！ (2018年7月26日 22時) (レス) id: 044bba1da0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティー
| 作成日時：2018年6月2日 11時
