●姫のヤキモチ＃2 ページ10
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後ろからひしひしと感じる視線。それは紛れもないきょもの視線だってことは分かっている、分かってはいるんだが。
私と樹が熱心になって見ているのは、ピアスが売っているサイト。店行くのめんどくせえなと思っていたら、なんだよオンラインあんじゃん！ってことでたまたま楽屋に来た時間が同じだった樹と見ているわけだ。
そもそも最初きょもいなかったし、気にしていなかった。
途中からなんか痛々しい視線を感じるなとは思っていたが、まさかね、きょもだとは思わなかったんだよ。
田中「きょも、めっちゃ俺の事睨んできてるけど」
『なんかごめん』
田中「別にいいよ、きょものヤキモチとか面白いし」
『機嫌とるの私なんだけど』
田中「それがAの役目でしょ」
ちょっぴりニヤニヤしている樹にムカッとするが、確かに妬いているきょもはかわいい。面倒くさいなとは思いながらも、やっぱりきょもだからかわいく見えてしまう。
なんだろう、私ってめっちゃキモイな。
そう思ったらなんだか冷静になってきて、樹の言葉に苦笑いで返してしまったその時。
『うおっ……、びっくりした』
田中「ん？きょも？」
京本「…………」
無言で私と樹の間に座ったきょもに二人で目を丸くする。その表情はどこか不機嫌そうで、一瞬で嫉妬してるんだなと見て取れた。
わかりやすく私に体を寄せくっついてくるあたり、我慢できなかったのだろう。
京本「………俺の」
『え、？』
京本「……Aは俺のだから、樹ばっかりに構わないで」
頬を少し膨らませて若干上目遣いでそう言うものだから、かわいくて仕方がない。
ほんと、母性本能くすぐるの上手すぎでしょ。
『……ごめんね、』
京本「じゃあ今から俺に構って」
『はいはい』
私の首元にスリスリしてそう甘えてくるきょもにまたかわいいなと思いながら頭を撫でた。
少し遠くで慎太郎が「結局割り込んでんじゃん」なんて呆れ呟いていたことは知る由もない。
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ティー(プロフ) - ひなたさん» いつも温かいコメントありがとうございます！毎回更新鬼遅くて申し訳ないです、、一日でも早く更新できるよう頑張ります☺️ (2022年10月5日 13時) (
レス) id: 100798e6ad (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 久しぶりです(๑•̀ㅁ•́ฅ✨定期的に見たくなって読ませていただいてます。毎回感動してます😭自分のペースで更新頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2022年8月3日 20時) (レス) @page46 id: 554c15bc5e (このIDを非表示/違反報告)
ティー(プロフ) - ひなたさん» コメントありがとうございます！今も尚読んでいただけてとっっっっても嬉しいです！！！！これからも頑張りますのでよろしくお願いします(๓´˘`๓) (2022年6月1日 19時) (レス) @page39 id: 100798e6ad (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - やっぱり面白いですね!いつも更新されると嬉しい気持ちでいっぱいです( ¨̮ )💕 (2022年6月1日 18時) (レス) id: 554c15bc5e (このIDを非表示/違反報告)
ティー(プロフ) - ひなたさん» 返信遅くなってすみません。いつもコメント頂きありがとうございます！！！今日からまた更新頑張ります*(°̀ᗝ°́)و (2022年6月1日 11時) (レス) id: 100798e6ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティー
| 作成日時：2021年5月6日 22時
