●その温もりを＃2 ページ44
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松村「………なんかあった？」
夕方、メンバー全員での雑誌撮影のため7人が同じ楽屋に集まった。
椅子に一人呆けて座っている私にそう聞いた北斗。いつの間にか隣に座っていたようだ。
『……いや、ちょっと疲れただけ』
松村「………そう。温かいものでも飲む？」
『あー、うん。飲もうかな』
気を使うような優しい声音で言った北斗は、ちょっと目を見開いた。大方、私の返答を意外に思ったのだろう。いつもこういう時は遠慮するから。
場が明るかったり、その時の流れとかで人に頼み事をすることはある。けれど、今みたいに完全に弱ってますっていう空気を纏っている時に頼むのはほとんどしない。
てことは、私やばいのかな。
松村「ちょっと待ってて」
『ごめん』
松村「そこはありがとうでしょ」
『そう、だね』
ありがとう、とお礼を言うと北斗は小さく笑ってそのまま楽屋を出た。
✦
松村「はい、お待たせ」
ミルクティーを渡してくれる。私の好みをちゃんと知ってくれている、そのことになんだか心が温かくなった。
お礼を言ってから渡された飲み物の蓋をあけ、喉に流し込む。このまま嫌な記憶も流れたらいいのに、なんて。
ジェス「A〜」
『ん、どうしたの』
そのままなにをするでもなく無言のまま。そんな私たちの元に、ジェシーがやってきた。
どうしたの、そう聞けば「なんか急にAと話したくなった」と北斗とは反対の椅子に座ったジェシー。
しかし、話したくなった、と言ったにも関わらず何も話さない。なんだなんだ、何がしたいんだ。
『話したいことあるんじゃないの？』
ジェス「それが忘れちゃったんだよね！HAHA！！」
『なんだそれ(笑)』
笑い声につられてしまう。昔からそうだ。
そんな私を見てジェシーは、「Aは笑った方がいいよ」って。私はそんなにつまらない顔をしていたのだろうか。
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ティー(プロフ) - ひなたさん» いつも温かいコメントありがとうございます！毎回更新鬼遅くて申し訳ないです、、一日でも早く更新できるよう頑張ります☺️ (2022年10月5日 13時) (
レス) id: 100798e6ad (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 久しぶりです(๑•̀ㅁ•́ฅ✨定期的に見たくなって読ませていただいてます。毎回感動してます😭自分のペースで更新頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2022年8月3日 20時) (レス) @page46 id: 554c15bc5e (このIDを非表示/違反報告)
ティー(プロフ) - ひなたさん» コメントありがとうございます！今も尚読んでいただけてとっっっっても嬉しいです！！！！これからも頑張りますのでよろしくお願いします(๓´˘`๓) (2022年6月1日 19時) (レス) @page39 id: 100798e6ad (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - やっぱり面白いですね!いつも更新されると嬉しい気持ちでいっぱいです( ¨̮ )💕 (2022年6月1日 18時) (レス) id: 554c15bc5e (このIDを非表示/違反報告)
ティー(プロフ) - ひなたさん» 返信遅くなってすみません。いつもコメント頂きありがとうございます！！！今日からまた更新頑張ります*(°̀ᗝ°́)و (2022年6月1日 11時) (レス) id: 100798e6ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティー
| 作成日時：2021年5月6日 22時
