【SixTONES】京本くんと紅一点 3

●誰にも渡さない＃1 ページ34

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✦愛梨さんリクエスト✦
→ 京本くんを狙う舞台女優が現れて一悶着

素敵なリクエストありがとうございます( *ˊᵕˋ)


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『………やっぱり考えすぎか？』








静かな楽屋でポツリと言葉を漏らす。


腕を組み一人でそう考えている理由は、最近きょもの甘えがより一層顕著になってきたからだ。




元々甘えるタイプのきょもだが、用事がないのにひっついていたり、私の後ろをちょこちょこ着いてくるのは、仕事が忙しい時が多い。



そして、他の女性に言い寄られているってこともある。








後者は中々ないが、今回はこっちだろう。
そう思う原因の一つとして、この頃ある女優さんからお熱い視線を私が受けることが多いからである。


お熱い視線といっても、嬉しいもんじゃない。





しかも、その女優ってのが、きょもが共演している舞台女優なのだ。共演だから、きょもは毎回その女優さんに参っているっていうのが私の予想である。


あの女優さんが私を睨んでいるのは、きょもが好きだからなのだろう。




まあ、考えすぎっていえばそうかもしれない。



ただ、長年一緒にいて分かったことだが、彼がする行動はそれぞれにちゃんと意味がある。

シンプルに甘えたい時と、そうでない時。




だいぶ私もあいつに絆されたな〜なんて。






































『そう思うんだけど、どう思う？』

森本「俺に聞く必要ある？もうそれ答えじゃん」

『やっぱそうだよなあ〜』





こういう時に頼りになるのが慎太郎。自分の弱さを私に見せないから、慎太郎には何か言ってると思ったが案外そうでもないようだ。


私的には弱さを見せてくれてもいいのにな、なんて。








『ま、いいや。ありがと』

森本「おう」









とりあえず様子見かな、と考えたこの日。



意外にもその答え合わせがすぐ出来るということを、この時の私は知る由もなかった。














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